母たちの時代はというと、
結婚式を挙げて、
新婚旅行に行って、
それから入籍をする。

それで、いよいよ一緒に暮らし始める
というのが常識だった。


しかしながら、
ここ最近の人はというと、
先に一緒暮らしはじめてから、
結婚の準備に取りかかるパターンも
めずらしくないものである。


入籍をして、
暮らし始めて、
だいぶたってから式なんてことも
よくある話だ。





だがしかし、
私の両親は、

一緒に住むのなら、
入籍しなさい!
入籍しないなら、一緒に住むのは
やめなさい!!


と、古い考えなのかもしれない。




そんな、父を説得するため、
ここ最近の私はというと
ジワジワせめていた。




『そろそろ一緒に
住んでもいいんじゃないかなぁ。』



とか、



『結納したら、
いいよねぇ~?』





とか…








だか、返ってくる言葉は
どれも煮詰まらないものだった









母はというと、




『まぁいいんじゃないかって
私は思うんだけどねー。
なんかお父さんは、
よくないみたいよねぇ。

でも、どうせ私たちの
いう事なんて
聞かないんでしょ!?
いつも、勝手に決めるじゃないの!』





なんて、
母はブツブツと言っていた。










うっっっ

そうなのだ。




実は実は、



もう決めちゃってるのだ(^^;;





大丈夫だろうと
信じて、
決めちゃったのだ(^-^)













そして、ジワジワせめた結果。




先日、
母から電話があった。









『お父さんと話したんだけどね、
、、、
引越しのこと。



お父さんは、今度の結納で、
婚姻届をみんなの前で書いて、
それで、みんなに誓うっていう感じに
するんだったら、いいよって。

提出するのは、
二人のこだわってる日に
すればいいけど、
とりあえず、一緒に住むのに
あやふやなままではいけないからって。
私もそれには賛成なのよ。』





やったぁぁぁぁぁ!!



ちょうど、今日、二人で話して、
結納って感じではなく、
婚約式って感じにして、
みんなの前で
証明書を書こうって
言ってたのだ!





よかった。





あとは、当日までに、
手作りの結納飾りを
用意するだけだ 笑
「え!?もう着くの?」



函館駅から車で1時間。




田舎というか、、、
母なる大地だ!




松田さんの故郷。





とっっっってもいいところだ!!




近くには牧場や、数々の湖。


多くの観光客が、
避暑を目的として
訪れているのだろう。





が、、、


私は、、、



避暑どころじゃない!




たしかに、
神戸は36℃なんていう
超暑いところから
やってきた。

こちらはというと、
半分の18℃らしい‥




でも!

やっぱりそれどころではないのだ!





松田さんの実家に向かう道中、
落ち着かないったらありゃしない。。






「ついたよ。ここ。」










「おかえり~~~(^^)」



と、松田さん母。




めちゃくちゃ嬉しそうに
出てきてくれたのだ。





「はじめまして!」





ドキドキドキ。






「どうぞ、どうぞ。」




と、まあ、あたふたする間もなく
お家にお邪魔しました。










「それでさ、
どうするの?
いつ?いつ?
結納は?
招待制?
会費制?
どうするの?
‥‥‥」





質問攻めだ。





あわあわあわ‥‥




お母さん、めちゃくちゃ
パワフルだ‥‥








どこかのおかんと同じじゃん‥‥






で、

お父さんはというと、、







「あっっどうも。どうぞ。」
の一言。




めちゃくちゃ無口で、おとなしい。
終始ニコニコしていた。





どこかの家と同じじゃん‥






「もう!ほんとにね、
この人たちそっくりで、
ほんとに無口なのよ!

私がお父さんと
初めてデートした時なんて、
帰り道ぜんぜんしゃべってくれないから
つまんなくて、つまんなくて。
いやよねぇ、もう!」




なんだか聞いたことのある様な話である。




たしか、私も、
初めてのデートで
おんなじこと言っていたわ‥笑!









そして、お母さんが席を外した時、
ここぞとばかりに
お父さんは、



「お母さんの話は
半分で聞いたくらいでいいよ。
疲れるから。」笑




だって。







そんな中、
お母さんは鼻歌交じりに戻ってきた。








なにはともあれ、


「でも、よかったー(^^)
ほんと、よかった。」


と、私たちの結婚を
とても喜んでくれました。
心の準備は大丈夫?





と、1杯のカシスソーダで
帰宅後、吐いた松田さんは、、、
トイレに駆け込む前にこう言った。


彼はミラクルなほど
お酒に弱い。



ご両親も、兄弟も
誰一人お酒になんて
興味なし…
らしい。






そんな松田家とは
正反対の私の実家。








一言で、ザルだ。








そんな私が、
3日後、
そんなお宅に挨拶に行く。





ほんとに大丈夫なのか?



お酒大好き…
ってのは隠してしまう?


いやいやいや、、、
ありのままの私を受け入れて
もらわないと…






なにはともあれ、
ワンピースは買ったし、
手土産も買った。