ナム・ジュン・パイク展 | ** jameのつれづれ日記**

** jameのつれづれ日記**

                                                       〜chakana店主jameによる、アクセサリー製作話、音楽、アート、映画、旅行、食べ物など好きなものを徒然と〜

15年くらい前に偶然見た展覧会で大ファンになったナム・ジュン・パイク。
没後10年、と言う事でワタリウムで展覧会が開催されている。
期間中、何度も入場できるチケットを買い2回行ってきた。

ナム・ジュン・パイクは60年代の頃から、
今ではパソコンで出来るような事をアナログでやってきた人。
現代美術家、ビデオアートの先駆者だ。
映像もアイデアも本当に面白い。

パイクの絵、演奏やインタビューも並び
何本もビデオ作品があるので見応えタップリ。
ずっと見たかった「グローバル・グルーブ」
「グッド・モーニング・ミスター・オーウェル」の完全版もあった!


これはグローバル・グルーブの一部分。



この4枚は実際の水槽の後ろにダンスや風景などがコラージュされた映像が流れている作品。
ずっと見ていても飽きない。
ナム・ジュン・パイク


ナム・ジュン・パイク


ナム・ジュン・パイク


ナム・ジュン・パイク




そして吹き抜けに有名な作品、「TVガーデン」。
森の中にテレビが実をつけているよう。
それぞれの画面にはパイク関連の映像が流れている。
ナム・ジュン・パイク




以前も見て大好きだった、キャンドルを何色にも映し出すインスタレーション。
これが二回目に行った時には違う仕様になっていた。
これもずっと見ていられる。





パイクの作品は視覚に訴える物が多い。
でも視覚から脳へ、それぞれの人の感性にも訴えかけてくる。
全てに文明社会への皮肉、平和への願いが流れている。

10月15日からは後期が始まる。
もう一回前期も見たかったなぁ〜。