京山小圓嬢 芸道七十周年記念 小圓嬢・まどか親子会@大阪心斎橋劇場 | ヴォーカル三昧~観たい聴きたい語りたい

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『京山小圓嬢 芸道七十周年記念 ~ 小圓嬢・まどか 親子会』
2017年5月3日(水・祝)
大阪・大丸心斎橋劇場
14:00 開演





“芸道七十周年記念公演”が、早々と全席完売とのこと。満員御礼!!
小圓嬢師匠、おめでとうございます!

当日券を希望するお客様もかなり御来所あり。肩を落として帰っていかれた。
先月22日には、ホール定員277名分が予約で完売とネット発表されていた。
13時で70名以上並び、本来13時30分開場予定を繰り上げ変更し、13時10分過ぎに開場。その時点で100名超えではなかろか。先着自由席とはいえ、お客様の期待感のあらわれ!

私は40番目くらいだったが、有難いことに最前列ほぼ中央右寄りに着席。
浪曲本題以外、挨拶・口上部分のみカメラ撮影OKというファンサービスに感謝!








小圓嬢師匠とまどかちゃんの共演は、嘗て ブディスト・ホール(東京築地本願寺)でも たっぷり楽しませて頂きましたが、七十周年記念ということで ご本人達にとっても、今回は格別の思いでしょう。
昨年、師匠は体調を崩されましたので尚更のことと思います。

2月の『浪曲名人会』(国立文楽劇場)で、小圓嬢師匠が「ええ声やのう!」と演目途中で自ら言い放った姿を見た感動を、また味わいたいものだと馳せ参じたファンの方々も多いことでしょう。
シビれましたよ、あの瞬間は!


司会進行      : 真山隼人
曲師 / 三味線 : 沢村さくら(全三席)
     / ギター : 山田二巳明=ふみあき(一本刀のみ)

いざ開幕、「待ってましたァ!」
意外にも小圓嬢師匠からスタート!

~演目~

【京山小圓嬢】
 「名刀稲荷丸」
●ご自身では納得いかない部分もお有りのようだが、艶のある小圓嬢節は健在で魅力いっぱい!
お聴きするのは2回目の演目だが、個人的には今回(長尺版だろうか?)の方がグッときた。



【菊地まどか】
 「壺坂霊験記」
●コレです!コレです!正にコレです!私が聴きたかった「菊地まどかの浪曲」は! 
前回(2015年夏の陣)より更にパワーアップ!
張りのある声が最大限に活かされた節の数々と情溢れる台詞回しで大満足!
少女時代の民謡経験が活きているのだろうと思われるが……如何か?
あれっ、当初は新作に挑戦予定って言わなかったっけ?



~仲入り~
※京山小圓嬢~七十年の歩み~スライド上映 紹介 : 松浦四郎若師匠
●浪曲初心者の私には未知のお歴々の姿があったが、貴重な写真の数々を拝見。

※抽選会(チケット連番)
①小圓嬢&まどか マグカップ 10名
②雑誌「東京人」浪曲特集~小圓嬢&四郎若 直筆サイン入り 10名

【京山小圓嬢&菊地まどか】
 「一本刀土俵入り」
●小圓嬢師匠の駒形茂兵衛とまどかちゃんのお蔦という“夢の師弟掛け合い浪曲”が実現し、「堪らない!」と叫びたくなる。(笑)
まどかちゃんの最初のひと節で、小圓嬢師匠が「ええ声やのう!」と発した。
掛け合いは、刺激しあい、支え合う見事な共同作業!
素晴らしい師弟愛の産物に触れられるシアワセ空間を満喫!





開演前に、まどかちゃんマグカップ購入。
お楽しみ抽選会の景品マグは小圓嬢師匠とまどかちゃん二人の写真使用とのこと。そっちが欲し~い!




まどかちゃん、大阪に拠点を戻したということは……
演歌歌手としての活動を控えめにして今後は浪曲に専念するつもりなのかな?
それはそれで、ちょっぴり寂しいと思われている方々がいらっしゃるだろうなぁ。
しかし……である。
玉川奈々福、春野恵子のお二人が快進撃を続ける中、“浪曲乙女組”の三人のうち一人だけ出遅れちゃぁ 困るもんね。
頑張れ 頑張れ 頑張れ、ま ど か っ!!

小圓嬢師匠、まどかちゃんをもっともっとシゴイてスケールの大きい浪曲師に育て上げてください!
宜しくお願い致します!




(余談)
2日(火) 23:32 新大阪到着
3日(水) 17:10 新大阪出発
大阪滞在時間が17時間38分という慌ただしい日程でしたが……
終演後の会場出口でのお見送りで、まどかちゃんから「東京からわざわざ有難うございました!」という丁寧な言葉をかけられたんだから、ナンノソノ!(嬉)
また応援に行くからね!


(以上)