ジャズ・ギタリスト、ウェス・モンゴメリーの『ロード・ソング』。この録音直後に急逝してしまったため、“遺作”となってしまった作品です。
晩年のウェスは今の“イージー・リスニング”路線の先駆けともいうべき作品をリリースしているのですが、この路線は小編成バンドでの緊張感とドライブ感といったウェスのアグレッシブなプレイが好きな方々には不評なのだとか。僕自身も、最初に聴いた(かつ、もっとも好きな)ウェスのアルバムが『THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR』でしたし、つい先日までメジャー・デビューする前の作品を聴いていたこともあって、第一印象は正直なところ「やっぱり、ちょっと物足りないかなぁ…」でした。
ただ、やはり先駆けの作品は、スゴイです。構築された美しい編曲とウェスの卓越した音楽センスとの融合が素晴らしくて、とにかく気持ちいい。アグレッシブがどう…とか考えること自体がバカバカしくなってくきました(^^;)。
こういう余裕のある落ち着いた演奏っ、確固たる技術と高い音楽性があるからこそ成立するんだろうなぁ…。
こういう境地に辿りつける日は、来るんだろうか…。なんてことを思いつつ、今朝もこれを聴きながら出勤して、穏やかな気持ちで職場入りしました(^^)。
【イベントのご案内】
アコースティック・ギター・インスト・デュオ“お気軽GIG”のライブが決定しました。
『 第9回 春の音楽祭 うだつの上がるアコースティック・ライブ 』
日時:平成27年5月2日(土)10:30~14:30
場所:美濃市・うだつの上がる町並み内・ポケットパーク(地図はこちら)
※町並みの中央あたり「美濃市観光協会・観光案内所「番屋」の“はす向かい”です)
我々“お気軽GIG”の出演は「13:30~:14:00」の予定です。
皆様のご来場をお待ちしております!