『地上を歩いた神 シルディ・サイババの生涯』(ランガスワミ・パルタサラティ著、渡部英機・訳、siba・編 )
【シルディの現在】(5)
コペルガオンからシルディまでは、半時間弱しかかからない。道路はよく整備されており、交通量は多くない。
シルディの外れに近付くにつれ、雑踏と混雑が見られるだろう。花売りや小商人達の商品を売る大きな呼び声が聞こえる。人々は両側に店のある小道を歩くことになる。そのような狭い空間でも、自動車やバイクを時折見かけるが、サイ帰依者の大群集はそれらを気にせず、先へと進んでいく。
百の泥家があったシルディの古い村はなくなり、今日存在しているのは広大な複合神殿とその周りを囲む数百の大小の店とホテルである。古いシルディと同じであるものは、ババの親密な帰依者達が住んでいた3~4軒の家だけである。これらはババの最も古い帰依者・マハラサパティとラクシュミ・バイとシャマの家である。私達はこれらの家を訪問することができる。
(続く)