『地上を歩いた神 シルディ・サイババの生涯』(ランガスワミ・パルタサラティ著、渡部英機・訳、siba・編 )
【私の墓が話すだろう】(103)
今日まで、ババが両親によって付けられた名が何であったかは誰も知らないし、ババはそのことを決して話さなかった。
サイババは、シルディの人々によって彼に付けられた名であった。
治安判事がある事件の証言を取るために彼の名を尋ねた時、ババは「人々は私をサイババと呼んでいる」と言った。
ババは両親に関する全ての質問をはぐらかし、当惑させるような答えをした。
ある時、ババは、彼の父親はプルシャ(至高者、神)であり、母親はプラクリティ(自然)である、と言った。
(続く)