『地上を歩いた神 シルディ・サイババの生涯』(ランガスワミ・パルタサラティ著、渡部英機・訳、siba・編 )
【私の墓が話すだろう】(102)
しかし、これらの珍しい一時は別として、ババは彼自身のことを広大な能力を神(彼はよくファーキルと呼んだ)によって与えられている神の代理人として表した。
彼は何か依頼した帰依者達に、ファーキルがそれらを認可しなかった、とよく言った。
ある日、彼はカフニを多数の人々に分け与えていて、1人の親密な帰依者が内心でそれを欲しいと思った。ババは彼の思いを読み取って、「ファーキルがあなたの要望を認可しなかったのです」と彼に告げた。こう言って、ババはその帰依者がカフニを与えられない理由を、説明したのだった。
(続く)