2017.12.1 fri
BACKDRAFT SMITHS one man live 2017
@下北沢ReG
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2017年のラストライブ
そして、ゆーくんのラストライブ。
今日、この日に至るまで、いろんな心の葛藤や戸惑いがあったけれど、でもたどり着いたのは、やっぱりライブってどうしたって楽しいし、ちゃんと楽しまないともったいないってこと。
悲しい思いに心が覆われて、見たい景色が見えなくならないように。
全てをちゃんと受け止めて、一緒に笑える時間にしたいなって。
本当にいろいろ考えて、
そうたどり着いたので、
当日は、いつものウキウキワクワクと
いつものように緊張。
「ワンマン、ちゃんと上手くいくかなー。みんなに届くかなー、伝わるかなー。お客さん1人1人に彼らの想いが届くライブになりますように」と、
いつもと同じように、願ってた。
SEが始まって、4人がステージに登場。
いつもの、いつもの、4人がいる景色。
なんだかほっとした。
ずーっと見てきたものと、今日とでは、何も変わらなくて、いつもみたいに曲が始まって、いつもみたいに一曲目からはしゃいで飛び跳ねて。
ゆーくんは出てきた時に、一瞬ぐっと込み上げるものがあったみたい…だけど、やっぱり始まっちゃうと楽しいね。音にのって、一緒に歌って、楽しくないわけなかったね。
ほぼ全曲をやったワンマン。
今まで何度も見てきた景色と、この日の景色とが重なり合って、ライブが終わった今でも、頭の中に映像が浮かんでくるくらい。
どの曲も、ここが好きー!って思って楽しんだり、
ここっ!ってとこで一緒に跳ねて見たり。
Crazy Song が始まる時に、ゆーくんが「バカになろう!」って言ってて、『そうそうそーう!この曲はバカになっちゃって楽しむ曲なの!!』ってテンションあがったり。
大好きな Planetary Nebulaは、ゆーくんが心や想いを絞り出すような歌い方が大好きで、ずっと見てたい聴いていたいって思えるし。
We’ll start our race は、ゆーやくんのソロと、ゆーくんのソロは指ささずにはいられないし。
普段のライブではあんまりやらない The Brave でも、こにちゃんソロでは絶対指さそうと思ってたし。
ゆーくんが作詞した All things must end は、
どんな時もいつも、壮大で、熱くて、眩しい曲で。
でも優しい曲だと思う。
この曲を初めて聴いて、
そして、"無償の愛"というキーワードを聞いた時に、
私の中ですとんと落ちた。BDSのみんなを想うと、どんな時も、ほんとに枯れることもなく溢れる想いは、無償の愛なのかもなーって。
途中、幾度かMCの中で、
ゆーくんの言葉をたくさん聞かせてもらった。
きっと…たくさんのことを考えに考えて出した結論。そんなの、もぅ当たり前にわかってるので、笑顔で見送ろうとずっと思ってた。
そして、その結論とともに、メンバーそれぞれも出さなきゃいけない結論。その1人1人の想いや決意も、絶対に、大切だし、守りたいと思った。
こにーちゃんの言葉の一つ一つに、これから先の変わらぬ決意と、私らを励まし未来へ向かうんだっていう想いを感じて、どこに行ったらいいのか不安で迷子になりそうな心を、落ち着けられた。
いつもはこっちを笑わせながら話すゆーやくんだからこそ、真剣に言葉を伝えてくれたこと、「優が抜けることがBDSや音楽を止める理由にはなりません」という言葉に、変わらぬ想いを感じた。
なりちゃんは言葉じゃない、けど、いつも後ろで笑顔でいてくれる姿が、変わらない景色を作り出してくれてるような気もする。
アンコール最後の曲
ほんとに最後の最後の曲は、I Wish
ゆーくんが辞めることを知ってから、自分の中で決めていたこと。絶対にメンバーみんなの前では泣かない、笑顔でいる、いつもと同じでいる。
なので、不思議とライブの始まりからこの曲が終わるまで、涙は出てこなかった。
なのに…
I Wishの曲が鳴り止んだ瞬間に、
せきを切ったように体の奥から全ての涙が溢れでてきて、自分でもびっくりするくらいに肩が震えるのも、声をあげて泣くのも止まらなくなって、うずくまるしかなくなった。
大人になって、人前であんなに泣いたのは初めてな気がする。泣かないって決めてたのは、どうやら、ひたすらに泣くのを我慢してたみたいで。
びっくりした。
…でも、メンバーみんなには見られてないから、泣いてないってことにする!
私がBACKDRAFT SMITHSのみんなと
いつか叶えたい夢。
ゆーくんが離れてしまうことを知った時には、それはもう二度と叶わない夢になるんやな…って思った。
でも、今は、叶わないんじゃなくて、
夢の輪郭が少し変わっただけで、やっぱり叶えたい夢であるということに変わりはないね。
ライブに行ったり音楽を聴いたりを今までたくさんしてきて、音楽が楽しい、かっこいい、心地よいってことは、いろんなバンドやアーティストを見ていて感じてきて。
でも、BDSのライブに出会ってからは、
楽しい、かっこいい、心地いいだけじゃなくて、
そこに想いがプラスされて、自分のところに届いてくる感覚。
だから、初めてみた時も、2度目もその後も
今日のこの日も変わらずに同じように、想いも受け取った。
誰かが笑顔になったり、想いが届いたりするような、こんな生き方していきたいなって、BDSの4人を見ていてずっとずっと思ってきた。
これからまた、新たなBACKDRAFT SMITHSと進んでく未来は、どんなものか。
どんな景色を見れるか。
一緒にたくさん笑って、はしゃいで、音楽を楽しんでいきたいな。
これから先も、淋しい、が消えることは無いけど、
悲しい、は、もぅ終わり!
みんなとはいつも笑ってる私で会いたいので。
ゆーくんに、心からの感謝を。
こにーちゃん、ゆーやくん、なりちゃんに
これからも、変わらぬ愛と笑顔を。
BACKDRAFT SMITHS