チビタが明け方「怖い夢みた・・・」と部屋にやってきた。

そうかそうかとふとんに入れてやり、

目覚ましが鳴るまで一緒に寝た。


朝起きて

ご飯を食べながら

本当に怖い夢だった・・・とその夢の話をしてくれた。


どうやら子供のうちに死んでしまい、天国いるんだけど、

お父さんもお母さんも全然来なくてすごくさびしいってことだった。


「で、なんで死んじゃうの?」

「なんか危ないことして死んじゃうの。」

「天国に行くとちゃんと部屋があって、家族が来れるようになってるんだけど、

全然誰も来なくて、さびしいからお友達と一緒にご飯を食べたり遊んだり。

でもお部屋にはちゃんと帰らなくちゃだめで、

30年とかずっと待ってるの。

で、お母さんもお父さんも来るんだけど、

また生まれ変わっちゃうからすぐいなくなっちゃって。

で、生まれ変わると僕のことも忘れちゃうし、顔も変わっちゃうし・・・」

「顔も変わるんだ!」

「そう、だって赤ちゃんになるんだもの。」



・・・・。すごい死後の世界。



「ニイニイも来るよ。お父さんとお母さんの後に。

だから生命線延びたんだよ。」

(ニイニイはいつも生命線が短いから俺すぐに死ぬかもと言ってる。)


「でも僕は生まれ変われないの。

同じく子供のときに死んだお友達と『なんで生まれ変われないんだろうね』って話してて

『やっぱ子供のときに死んだから生まれ変われないんだ』って。」

「でもニイニイもいるんでしょ?」

「いるよ。二人になったから一緒にいろいろ遊んでた。

天国にはおもちゃもあるし、おすしもあるんだよ。

でもそのうち一人になっちゃって・・・」


なんなのーーー!?!?


そのストーリー!


「本当に怖かったんだって・・・・。目が覚めたとき

生きてるんだってすごいうれしかった。」



母さん・・・朝から泣きそうになりましたakn

単なる夢なのに・・・。





そうね、死んだらまた会えなくなって

記憶なくなるかもしれないしね。

大事に一日一日生きていきましょ。