懐かしい国鉄の特急列車・新幹線リレー号 | おどる法一 雑記帳

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無事新青森まで全線開業を果たした東北新幹線ですが、一番最初の開業当初は都心から30キロも離れた大宮駅が始発という文字通り“暫定”開業でした。そして、始発駅の大宮駅までは新幹線特急券を持っている人しか乗れない“新幹線リレー号”なる新幹線接続専用の連絡特急が上野駅からのピストン輸送に大活躍をしておりました。乗客は今では考えられないような不便を強いられていたわけですが、当時はまだ長野新幹線や山形新幹線もなく、今でも健在の“ひたち”とか、信越特急の“あさま”“白山”、奥羽特急“やまばと”など多くの在来特急と並んでこのリレー号が上野駅を華やかに演出していました。その懐かしい新幹線リレー号の姿をご紹介しましょう。
おどる法一 雑記帳-リレー号


この写真は、新幹線の上野駅開業直前に撮影しました。新幹線リレー号には伊豆行きのリゾート列車“踊り子”号と同じ車両が使用され、運行開始当初は窓の下にグリーンのラインが入っていました。しかしながら新幹線開業とともにお役御免となる車両に関しては、“踊り子”号に転用するため、ご覧のように順次“踊り子”号と同じ斜めのストライプに塗り替えられていきました。全盛時のリレー号が目に焼きついている人(あんまりいないかもしれませんが)にはどこか違和感のある姿に見えるかもしれません。


新幹線接続という大任をあと数日で完遂しようとしている、なつかしの“リレー号”の勇姿でした。