発掘現場で聞きました。 鴨沂高校北運動場から法成寺の緑釉瓦が出土 | 鴨沂高校の図書館

鴨沂高校の図書館

鴨沂高校が建替えられようとしています。校舎だけでなく、「鴨沂の自由」として大事にされてきた校風までもが壊されようとしています。

facebookページ「鴨沂高校の図書館」のブログ版として、マスコミや教育委員会が絶対に流さないような生の情報を発信していく所存です。

 鴨沂高校で進められている発掘調査。2014年8月17日に、その現地説明会がおこなわれました。現場の方にお話を聞きましたので、そのやり取りの要旨を掲載します。写真は、展示されていた緑釉瓦と発掘現場です。

○今回見つかった緑釉瓦について
質問「(展示されている)平安時代の緑釉瓦は珍しいものなのですか」
回答「緑釉瓦が京都で見つかるのは珍しいですね。官の建物にしか使われない瓦ですので貴重です。北運動場から出てきました」
質問「北運動場は防球ネットの部分だけ掘ったと聞きました。やっぱり、北運動場が本命なのですか」
回答「法成寺跡が出てくるのは間違いないです。支柱の部分を掘っただけで緑釉瓦が出てきましたから、あの辺りを掘れば大量に出てきますよ」

○調査時期について
質問「貴重な物が出てきてますが、いつまで発掘調査をされるのですか」
回答「2箇所で調査していますが、片方はもう埋めていて、もう片方は後1週間掘ります。」
質問「校舎の完成はいつ頃になるのでしょう」
回答「平成28年の4月です」

○新聞を賑わせた江戸期の瓦について
質問「江戸期の瓦を見つけたとかいうのが報道でありましたが、あれは貴重なものなのですか」
回答「もっと古い時代と比べればたいしたものではないです。京都で発掘調査をする際、江戸期は普通飛ばして掘ります」
質問「高校生が発掘したとかいうのは、江戸期だから掘らせたのですかね。」
回答「高校生に掘らせたのは政治的なからみがありまして。もう大変でしたよ。終わった後、ピットがぐちゃぐちゃになりました」