■ユニクロの女性店長プロジェクト | 阿部淳一郎の『仕事に迷う人への成長のヒント・アシタノタメニ。』

■ユニクロの女性店長プロジェクト

昼間は企画・企画・企画・・・とプランニングして、
夕方から大阪へ移動。

現在地は、大阪の某ホテルです。

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昨日、紹介したこの本に。

“35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか/NHK「あすの日本」プロジェクト
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ユニクロの「女性店長プロジェクト」が取り上げられていました。

http://www.nhk.or.jp/asupro/koyou/koyou_05.html

この事例はすごく勉強になりました。

女性店長プロジェクトとは、
女性社員に「8時間勤務・土日休み店長」という制度を設け、
活用してもらおう。結果として優秀だけど、家庭の都合等で
退職する人を減らそうというプロジェクトのこと。

流通業や外食産業の「現場」は、大半の企業では
長時間労働が当たり前なのが現実。

阿部の教え子で、某外食産業に正社員で入社した人は、
3か月、布団で寝ていなかったそう。

理由は買いにいく暇がないから。
18時間労働でひと月に一度しか休みがなかったらしい。
(結局、体と心を壊して辞めてしまいましたが・・・・)

でも、店舗の利益構造は、
時給換算ではない固定給の社員がオペレーションしないと、
上がらないものらしいんです。(あくまでその企業の場合です)

そして、土日も、かき入れどき。

若い独身時代はいいけど、やっぱり、
ある程度の年齢になると、家族や子供のこともあるし、
いくら仕事が好きでも、その環境では、働き続けるのは
厳しいのが現実じゃないかなーとも、思います。
(現実として特に女性は)

でも、事業モデルとして「社員が残業がほとんどなく土日も休み」
にしたら事業はまわらないというスキーム。

流通や外食業は、土日休み、残業少ないはたき方はムリという
固定概念があるのが実際のところだと思います。

ただ、その固定概念も、工夫すれば壊せるんですね。

結果として女性店長の離職率も大幅に減り、
生産性も上がっているそう。

これは素直に、さすがユニクロ!と思いました。

一昔前までは、家族とかプライベートのことを言うのは、
タブーな雰囲気があったのが、現実だと思います。
(特にBtoCのサービス業では)

でもそのブラックボックスを開け、課題に向き合い解決していく。
この姿勢ってのが、強い企業にはあるんでしょうね。

これをお題目で言うだけはなく、実際にやってしまうところ。

柳井社長ってスゴイですねー。

僕らはこの事例から、こういう視点を持つべきだと思います。

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先入観は罪、固定観念は悪

野村克也(前・楽天イーグルス監督)
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こういう意識で、まっさらな気持ちで、
課題に向き合うべきなんでしょうね。

僕自身、コンサルタントという仕事をしていると、
プロジェクトの推進途中で、この固定概念に囚われて
動きが鈍くなることがあるんですよね・・・・。

野村監督の言葉を戒めます。

勉強になりました。
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あなたは固定概念を覆した
どんな行動をしていきますか?
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@キャリアコンサルタント 阿部淳一郎
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  若手人材に達成力と共感力を。
阿部淳一郎の『仕事に迷う人への成長のヒント・アシタノタメニ。』-11
「人」と「組織」の成長力・成長させ力向上支援
を通じたリテンションコンサルティングカンパニー


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