悪口を喜ぶ強さを! | 泉忠司オフィシャルブログ ミリオンセラーの泉

悪口を喜ぶ強さを!

昨日からニュース等で報道されていますが、誹謗中傷を苦に前途ある若者がまた一人自殺したのですね。ブログなどでの誹謗中傷や悪口を苦にして自殺というニュースを聞くと、本当に胸が痛くなります。亡くなった高校生のご冥福を謹んでお祈りいたします。



それにしても最近、学生たちを見ていて、あまりにも打たれ弱い学生が増えてきたなぁと思います。ちょっと怒られると、すぐに自分は生きてる価値がないと思ったり、学校に来るのが嫌になったり、逆恨みして「あの先生は態度が悪い」などと大学に訴えたり。そんな惨状ですから、ネット上での匿名の誹謗中傷が自殺という悲惨な結末につながるのも、起こりうることだろうと思わずにいられません。



若者たちよ、強くなれ!!!



僕は学生たちに「悪口を言われる人間になれ!」「悪口を言われたら喜べ!」とよく言っています。悪口を言われるってことは、裏を返すと注目されてるってことなんです。物事にはすべて表と裏がある。優柔不断は優しいの裏返し、自己チューは決断力があるの裏返しなんです。


人は悪口はすぐに言うもの。例えば、レストランでひどい接客をする従業員がいれば、「おい!店長呼んで来い!」なんて怒鳴る人を時々目にしますよね。でも、最高の接客をしてくれた従業員がいても、店長を呼び出して「あの人、素晴らしいですね!」なんてわざわざ言う人はまずいません。でも、そう思ってる人は、口には出さずとも、あの従業員がいい接客をしてくれたからという理由で、そのレストランにまた足を運ぶのです。


僕なんて、というか、本を出したり、芸能界に関わったりするなどして、多少目立った活動をしている人は全員、ネット上でめちゃめちゃ誹謗中傷されています。もちろん、いいことを書いてくださっている方もたくさんいますが、圧倒的に多いのが悪口ですね(笑)。これは、上記のレストランの例えと同じで、素晴らしいということをわざわざ他者に言う人は少ないだけで、例えば僕の書いた参考書を気に入って使ってくれたという学生が、僕に習いたいからこの大学を選んだと言って授業に出て来てくれたり、「この本のおかげで全国1位を取りました」「完全制覇シリーズのおかげで○○大に合格しました」なんて出版社に手紙を送ってくださったり、僕の小説を読んでくれた人が「『クロスロード』のおかげで新しい恋をする勇気がもてました!」なんてメールを送ってきてくださったりするような例は枚挙に暇がありません。当然、個人的なコミュニケーションなので、ネット上には上がりもしていない=他の人に表面的には見えないでしょうが。


「悪口を言われる」=「注目されてる」ということで、喜べばいいのです。ネット上で僕の悪口を言う人は、概して、僕のことをめちゃめちゃよく知っています。よくもまぁそんなに調べて…と言いたいくらい、僕のホムペやブログに頻繁に来て、最近の動きや発言を逐一チェックしてるんですよね。そんなに嫌いなら読まなきゃいいのに、ネット上で悪口を言うために、わざわざ新刊が出るとチェックしてくれています。いい読者でありがとうと言いたいですね(笑)。


1人から悪口を言われたら、100人はよく思ってくれてると考えればいいんです。誰かから「優柔不断」と非難されたら、きっと、その何十倍もの人が「優しい」と思ってくれてますよ☆