土肥・天金の幻の滝(後編) | 伊豆スケ・ブログ

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前回までのあらすじ


先日、会社の人の案内で、伊豆市土肥の山中にあるという幻の滝まで足を伸ばしてきました。

何でもその人の話によると、地図にも載っておらず名前もなく、地元の人さえ(ほとんど)知らない(であろう)という滝を発見したという。


西伊豆・土肥・天金(あまがね)地区

土肥の入り口から山に伸びる細い道を上がっていくと、小さな集落がある。


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伊豆のチベット、天金地区。

観光客は絶対来ない

地元住民のTakuでさえ、初めて来ました。


そこからさらに上に登り、林道に入る。

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小さな川べりで車を降り、徒歩で山道を登る。

案内してくれた方の2匹のワンちゃんも一緒です。


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こんな丸太で作った橋があります。

ユサユサ揺れて怖かったです。


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渓流を縫うようにして奥へ奥へと踏み入ります。

時折、ハッとするような美しい光景に出くわします。


冬でないと雑草がすごくてとても行けないそうです。


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さて、この草はなんでしょう?

答えは、猛毒のトリカブト


気分は川口浩探検隊。

途中で毒グモタランチュラの攻撃やスタッフが川に落ちて大騒ぎしたり、といった演出もなく、順調に冬の野山の大自然に飲み込まれていきました…。


いつの間にか道もなくなって、ひたすら通れる木々の間や渓流の石を飛び越え、奥へ、またその奥へ…


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急に視界が開けました。


(あっ!あれは!!)


後半へ続く(笑)



て、全然あらすじじゃないし (^^:)





ここから後半です














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ついにわれわれの前にその姿を現した幻の滝。

雨量が少ないためか水量も少ない。

本来ならもっと勢いよく流れているという。


滝は二段になっていて、3mほど上に第一の滝つぼがあり、その下に第二の滝つぼがある。

魚は確認できなかったがこの川にはアマゴが住むようだ。




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案内してくれた人の2匹の飼い犬もここまでたどりつきました


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道なき道を帰途につきます。

わんちゃんは途中、飼い主に抱っこされないと行けない様なところが何ヶ所かありました。


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探検を終え、帰途につく一行。

頭上には冬晴れに大きな雲が。



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土肥・天金地区の野山。

まるで宮沢賢治の童話の世界だ。

左側に見える尖った山は妙見山。

ワンちゃんを車に入れて、あたりを散策しました。



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赤い木の実。

おいしそう。



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車の中でご主人を待ちわびる飼い犬たち。



後日談だが、この滝は名前こそないものの、地元の人なら割と知っている滝だったそうで、大発見ではなかったそうです(そりゃそうだよな~)