今回の雪も出雲は20cmも降ったでしょうか!
出雲の西「キララ多岐」あたりが分水嶺なのか?
そこから西はめったに積雪は無くて、東へ行くと
松江・米子と徐々に増えて鳥取市はとんでもない事に
なっていたようです・・・お見舞い申し上げます!
この季節は赤ナマコを食べなくてと思い、仕入れてきました。
塩でもんで、切って酢に漬けて大根おろしで食べると、春が
近いなぁ~・・と感じます!歳のせいでしょうか(・・;)
昨日は確定申告、例年通り初日に提出してホッとしました。
「いつもお魚ありがとぉ」
「これからもよろしくね!」
と友人がゴディバの義理チョコを持って現れました。(゚Ω゚;)
「さあ、コーヒーを入れて一緒にたべよぅ」
と言ってチョコも食べて帰りました!(´_`。)
まさかお返しが大変なので、いらないとは言えず
3月がうっとおしく思います。(´□`。)
すみませんが、義理チョコは安いものでお願いします。
今回もネタが無いので、本の紹介です。
「火車」とは悪行を積み重ねた末に死んだ者の亡骸を奪う妖怪
どこかの指導者も「火車」に連れて行かれるかもしれませんね
休職中の刑事、本間俊介は亡き妻の甥に頼まれ、失踪した
婚約者、関根彰子の行方を捜すことになりました。
結婚間近で、幸せの絶頂の時に何故彼女は失踪したのか?
彼女が過去に自己破産した経歴があった事を、彼に知られた
事が発端であるが、なぜそれだけで足取りをすべて消す
必要があるのか?
ミステリーの王道とでも言うのでしょうか!
せっかちな私には、中ほどで足踏みをしているような、
お預けを喰った犬のような気分を味わい、ミステリー作品は
どうも苦手なようです!(゚_゚i)
でもさすが宮部みゆきさんの作品ですから、面白かったですよ!
スプリットタン(蛇とかトカゲみたいに先が二つに割れた舌)
を持つ「アマ」と名乗る男と同棲する「ルイ」、彼女はアマに
勧められてスプリットタンにすべく舌に最初のピアスを
入れる。完成するには徐々に大きなサイズのピアスを
入れ替えて、穴をどんどん大きくして、最後に先端部を
切り離すらしいですが・・・・・( ̄Д ̄;;
そのピアスを入れた時に知り合ったサディストの彫り師
「シバ」とも関係を持つようになる。
「身体改造」と称し刺青まで彫るルイ・・・親から貰った
体を改造して何を得ようとしているのか?
アブノーマルなセックス、殺人や死の捉えかた
この物語を19歳のとき書いた「金原ひとみ」とはどんな
人物なのだろうとそっちが気になって、調べてみると
小学校で引きこもりになり、中・高は行ってないらしい事
ぐらいしか分らず、何故この若さでこんな世界が書けるのか
とても興味を惹かれました。
北海道釧路湿原を見下ろす場所に建っている、廃墟になった
ラブホテル「ホテルローヤル」から物語が始まる。
悲しさ・寂しさ・切なさを感じる7つの物語は繋がっていて
時間の流れが現在から過去へと遡っていて、面白く
とても味わい深い、素敵な作品でした。
荒涼とした北海道の田舎町のラブホテル・・・・・・・!
余談ではありますが、今から40年ぐらい前に車で
北海道を旅行中に、礼文島から稚内への帰りのフェリーで
横浜の美容師の方々(6人だったかなぁ)と仲良くなって
旭川までご一緒することになりました。
どちらも行き当たりばったりの車の旅でしたので、途中で
暗くなってきて、色々宿を探しましたが、大きな町を
外れると何も無いわけで、しかたなくラブホに泊まる事に
なりました。何歳か年上のお姉さまお二人と同室させて
もらいましたが、小説と違って何もある訳ないですが、
まだハタチの田舎の青年はとてもドキドキしながら眠った
事を思い出しました。
こんな思いも手伝ってかこの物語はとても気に入った
一冊になりました。