男のジブリ飯 ~千と千尋の神隠し篇~ その4
【男のジブリ飯ルール】
●その1:ジブリ作品に出てくる食事は自らつくり、自ら食すプロジェクトである.
●その2:料理をする際は、他の「ジブリ飯」サイトの前例を参照しない。
●その3:その食事を作るときに、その料理のレシピは、参照してもよい。
●その4:作中のキャラクターが口にするもの、口にするであろうものは、全て作る。
●その5:架空の食材が登場した場合には、それに近しいものに代用。
2日連続更新のあと、また更新が空いてしまいました。
更新頻度アップ!と言ってたのはなんだったのか…。
って言っても、前回から1週間は経ってないからね(ギリギリ)
許容範囲内だよね!
さて、前回は丸薬を食べ、八百万神の世界に行ってこようと思ったのですが、残念ながら入り口が見つからなくて断念しました。
僕が行ったら、どんな名前になっちゃうのかなぁ。
そういえば、小学校の頃、あだ名で「も」ってつけられたことを思い出しました。
いや1文字て!!!!
と小学生ながらにつっこまずにいられませんでした。
「も!」
って呼ばれても、自分が呼ばれてるのか認識しずらいし、
っていうか、呼びにくくない?と思わなくもない。
今となってはいい思い出です。
与太話はそれくらいに。
今回のジブリ飯はなんじゃらほい、と。
ハク様に言われて、釜じいのとこへ。
釜じいは、油屋の温泉の湯を司る薬草師、風呂釜管理人、
っていったところでしょうか。
6本の手を自在に操りせわしなく働きます。
千尋(人間)の存在にも慌てず、
自分の仕事を忠実にやりこなす職人肌。
それでいて、子どもに優しい…。
釜じい、惚れるぜ…。
水分補給はやかんから直接。
ラガーマンみたいな。今じゃそんなことないか。
釜じいのとこに食事を運んできたリン姉さん。
勝気で姉御肌のリン姉さん。
人間の千尋に驚くも、優しく面倒を見る。
リン、惚れるぜ…。
して、その手に持つのは、えび天丼!!!!
嬉しそうに受け取る釜じいのデレっぷり、
前の食事の食器を戻さない釜じいに怒るリンのツンっぷり、
二人のかけあわせツンデレ。
二人とも、惚れるぜ…。
天丼と一緒に、漬物も。
かまじいもおいしそうに食べてますね。
釜じいの相棒? 子分? ともいうべき、ススの子。
まっくろくろすけですかね。手足が生えてますけど。
一生懸命、重い石炭を運ぶ彼らも、お食事タイム。
彼らのお食事は、色とりどりの金平糖。
あれだけ働いて金平糖だなんて、
安上がりでこき使われてるのね…!!
ってなことで、今回のジブリ飯はすんなりと決まりました。
えび天丼、漬物、金平糖。
では、参りましょう。
Let's cooking!
まずは、天丼から。
あんまりえび天に向いたえびが売ってなかったのですが、
まぁ、小ぶりの天然えびを。
最近、偽造表示が多いですからね。
これも天然なのか怪しいもんですね!(失礼)
まぁ、養殖でもなんでもいいんですけど。
とりあえず、これを解凍します。
レンジで生解凍。
その間に、衣を作ります。
まずはタマゴを溶きます。
溶いた卵を1/2カップ、
冷水を1/2カップ。
それを合わせときます。
ぶっちゃけ冷水じゃなくて水道そのままの水です。
冷水だって常温に戻れば一緒ですがな!
それじゃ意味ないって?
こまけぇこと気にすんねぇ!
男ならドン!とやれ、だ!
小麦粉も出しておきます。
1カップくらい?
水足してないのにだいぶボソボソした雰囲気があって、
食材の古さをかもしだしていますが、
お腹に入ればなんだって一緒です。
その小麦粉に、さきほどのタマゴ水を入れます。
混ぜながら、
「あ、これ、完全に順番間違えた」と思いましたね。
ダマができるできる。
おかげさまで、ダマをひとつずつ潰してく面倒な作業が増えました。
なんにせよ、これで衣の準備はOK。
そんな間に、えびの解凍が済んだようです。
うん、どう見ても「生」の域を脱しちゃってるよね。
えび、赤いよ?
あったかいを通り越して、熱さを感じるよ?
常温放置で解凍すべきだったのか、、、
いや、それはめんどい。これでよかったのだ。
しっぽ1節を残して、他の殻・足を取り除いていきます。
殻を取り終わったら、背を一筋切って、
背ワタを取ります。
実にマメな作業です。
ワタを取ったら、
腹部分に切り込みを入れて、えびをまっすぐにします。
…の予定だったのに、熱を持ってすでに身が固まっちゃって
なかなかまっすぐになってくれませんでした。
レンジめ…
そんなことを5尾ほど繰り返します。
そのえびちゃんに小麦粉をまぶします。
油を鍋に入れて、火をつけます。
いい具合に熱くなったところで、
えびにころもをつけて、
どっせい!!!!
勢いよく撥ねる油!
ものすごいスピードで色が変わるえび!
写真を撮り忘れるオレ!
撮り忘れたってか、撮る暇がなかったってか。
で、揚げあがり。
あれ、天丼のえびって、こんなんだったっけ…?
気にしない気にしない。
冷凍してたごはんを解凍して、
盛り付け。
僕はタレよか塩のほうが好きなので、
塩をふりかけ、塩天丼で。
これで完成です!
漬物は、たくあんで。
切って、
たくあんもイチから作ってみたいですけどね。
いずれね!!
やかんの水は、
やかんの代わりに急須で。
とある結婚式に参列したときにいただいたものです。確か。
今宵の食卓が、まずは完成です!
金平糖は、この日は忘れてただけです!←
あとで出てきます!
さぁ、お待ちかね、わくわくどきどきな実食です!
まずはたくあんから!
えっと、感想、いる…?
つづいては、水だ!
えっと、感s(略)
最後は、えび天丼だ!!
これはちゃんと感想つけます。
一応は、揚げたてです。
一口、パクッ。
うめぇぇぇぇぇ~~~~!!!!!(叫)
おぉ、うまいぞ、これ!
こぶりながら、うまいぞこれぇぇ!!!!!
塩が効いてる、衣がサクサクしてる!
見た目はアレだけど、味は最高だ!!!!
久しぶりにうまくいったぞ!!!
いいですね~ こういうのこそ、ジブリ飯の醍醐味ですよね~
次回もおいしいのに出会いたいです。
それではまt…
って、忘れるとこでしたね。
金平糖。
金平糖って、どう作るの?
砂糖溶かしてなんかで形作ればええのん?
って簡単に思ってたところ。
http://www.osaka-toka.co.jp/recipe/index.html
砂糖液をちょっとずつ、10日間ほどかけて、
形を作っていく。
できるかーーーい!!
そんな緻密な作業なんて、このオレにできると思うてか!!
それも10日間!
ジブリ飯のために会社を休めってか!!
…それもいいな。(おい)
作るのにかなりのハードルを要したので、
残念ながら買うことで済ませることにしました。
そう思うと、こんな手間隙かけて用意してあげてることを考えると、
まっくろくろすけ、大事にされてるんだなぁ(泣)
安っぽい食事とか言っちゃってごめんなさい、リン様。(泣)
近所のスーパーに売っておらず、
どこに行けばあるものやらと思案していたところ、
偶然、近所のTOHOシネマズで売っているのを発見。
さすが、TOHO。
ジブリ飯のことをよくわかってらっしゃる。(違)
色んな色があってキレイですね。
食べてみて、
お上品な味というか、
なんとなく懐かしいというか、
貴族時代の僕を思い出したというか(嘘)
さてさて、長くなってきましたし、
そろそろこのへんで。
今週も早めの更新、がんばります。
ではまた次回~
【あとがき】
ふと思ったんですけど、男のジブリ飯でレシピ本でも作ってみようかしら。笑