「原発に頼らぬ」
勇気ある城南信金理事発言
福島第1原発事故を受け、信金大手の城南信用金庫 の吉原毅理事長が、
『原発に頼らない安心社会を目指そう』というメッセージ を発表しています。
一企業が公然と「原発はいらない」と意思表明している勇気には、正直敬服しました。
こんな気骨のある経営者が日本にもまだいたんだと思うと、とっても嬉しくなります。
城南信金のホームページには、自行が行う省エネ、省電力、
代替エネルギー開発利用に貢献するためのささやかな11の対策を掲載し、
脱原発への取り組みを表明しています。
吉原理事長はこれまで原発推進派で、反原発運動は特別な人達の運動だと考えていた。
だが今回の事故で、「原発が地域そのものを失くし、私たちの生活を脅かすもの」と分かったという。
ホームページのメッセージに
「…今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、私達に明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれを管理する政府も企業体も、万全の体制をとっていなかったことが明確になりつつあります。…」
と述べている。
「原発は安全」「化石燃料の代替は原発しかない」「電力需要が大きくなる」と電力会社は主張し、
国が強力に原発建設を推進してきましたけど、これって本当なんでしょうかね。
計画停電で一時期節電に協力していたけど、節電してみて「いままで電気を使い過ぎていた」と改めて気付いたと思う。
原発建設には巨大なお金が動くから、みんな建設には賛成するんでしょうけど、
原発は人の命と子供の未来とを引き換えにするほど大切なものではないと思うんですよ。
国は福島第1原発の半径20㎞圏外の一部を「計画的避難区域」に設定し、20㎞圏内を「計画区域」に設定しましたね。
これについて各方面からは大きな批判が寄せられています。
政府のやり方にはいろいろな意見があるでしょうが、やっぱり原発事故で放射能が漏れれば、
こんなに危ないことになるんだという証明でしょう。
やはり原子力の安全な利用なんて、今の段階では人類には無理なんでしょう。
でも、今月に行われた原発の今後についての世論調査では、
「原発を増やす」が5%。「現状維持」が51%。合わせて56%、半数が今の状態を望んでいるというから驚きます。
これだけの被害が出ていても、「原発止める」はたったの11%しかないんですね。
地域振興なんかと絡めると、原発反対なんて言いづらいんでしょうが、なんか悲しくなりませんか。
少なくてもミスターは原発の犠牲になりたくないし、まして、子供たちの未来を放射能で汚したくないですよ。
金沢にも反原発運動(いのみら通信 )の人達がいて、志賀原発 に反対しているけど、その人達の考えが少しだけ分かったような気がします。
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