前々回・前回に引き続き「東郷元帥ウォーク・イン・伊東」のご紹介です。
「音無神社」を後にして、温泉旅館「大東館」に向かいます。
玄関入口に「石灯篭」が置かれています。 その「石灯篭」に「東郷元帥来館記念」と彫られているのです。
「石灯篭」の裏に彫られた文字が確認できますでしょうか。
「東郷元帥」が、この温泉旅館「大東館」に来られたのを記念して造られた「石灯篭」かと思ったのですが、そうではないようです。
もう既に廃業してしまった温泉旅館にあったものを、縁があってこの「大東館」の玄関前に移設されたのだそうです。
「大東館」に記念灯篭がある、ということで今回立ち寄ったのですね。
実際には「東郷元帥」は、いくつかの伊東の温泉旅館を訪れているようです。
その記録も残っているそうです。
温泉好きだったんですね。
続いて、最後に訪れたのがリゾートホテル「ラフォーレ伊東」。
「ラフォーレ伊東」には、「東郷元帥」の遺品もあるということです。 ぞろぞろと大勢で入っていきました。
「ラフォーレ伊東」は、15年前の創業ですが、その前身は「東京館」という温泉旅館だったのです。
「東郷元帥」は、伊東に別荘をつくる前には、伊東に来ると「東京館」をよく利用されていたのですね。
ここの温泉を大変気にいって、この温泉を「健身湯(けんしんとう)」と命名したのです。
でも、「ラフォーレ伊東」が創業する時に、全部更地にして建て替えしたそうですから、「東郷元帥」が入られた湯船が残っているわけではないんです。
しかし「ラフォーレ伊東」には、「東京館」から引き継いだ「東郷元帥」直筆の書や遺品が展示されています。
この書は、間違いなく「東郷元帥」直筆の本物とのこと。
達筆ですよね~。 何て書いてあるのでしょうね。
また「ラフォーレ伊東」に行って確認してきます。
「東郷元帥」の花押(かおう)が書かれていますが、この花押が「サーベル」だそうです。
「花押」は、日本においては貴族社会で署名のように使われていたのですね。
鎌倉時代にはかなりそれぞれの貴族や武士が、江戸時代には武士がよく使っていましたが、明治に入ってからは、実印の無い証書は証拠にならない、との太政官布告が発せられて次第に少なくなってきたのです。
「東郷元帥」は、やはり高貴な方でもあり、「花押」を使っていたのですね。
しかも「サーベル」をイメージしたものなんて、洒落ていますよね。
「ラフォーレ伊東」には、「東郷元帥」が「東郷別荘」でイスに座ってくつろいでる写真もありました。
すごい迫力を感じます。
するどい「眼」がとても威圧感がありますよね。 貫禄ですね~。
「ラフォーレ伊東」で、今回のウォーキングは終了となります。
「ラフォーレ伊東」のロビーをお借りして解散となりました。
総勢約40名弱の方々が参加されました。
伊東には「東郷元帥」の別荘はじめ、「東郷元帥」に関わる事跡や逸話がたくさん残っています。
今回、このウォークを企画された市民団体「海と伊東と東郷元帥の会」は、それらを整理し、後世に残して行こうと活動されています。
これからもいろいろな企画もあるようです。 また参加させていただきたいと思います。
それぞれの場所で説明をお聞きしたのですが、記述が間違っているところがあるかもしれません。
また、同じところを巡って確認復習してこようと思っています。
間違った記述がございましたらご指摘お願いいたします。