新潟市美術館で4月24日から開催予定の企画展「奈良の古寺と仏像」について、運営管理が不適切として文化庁が国宝と重要文化財計15点の展示を認めない方針を示したことに対し、篠田昭市長は10日の市議会で「納得できない」と不満をあらわにした。近く同庁の玉井日出夫長官と面談し、予定通りの開催を求めるという。

 篠田市長は「文化庁が市の説明を聞かず、一方的に『展示を認めない』とマスコミに情報を流したのは大変遺憾」と発言。文化庁の担当者が市美術館を視察するよう求め、「科学的なデータや基準で判断してほしい」と話した。

 これに対し、文化庁美術学芸課の担当者は「市美術館が(館長更迭などで)新体制になり、文化財の安全が確保されるのか見極めたい」として、篠田市長の意見を聞いたうえで最終的な判断をするという。【小川直樹】

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