(左手前の黒いハッピ姿が私)
第1回「湘南子ども祭ばやしフェスティバル」
参加団体12、出演者の子ども達とそれをサポートする大人たち総勢100名近くの力を結集して無事舞台は終了した。
通常、地域伝統芸能の舞台は開演から閉演に向けて観客の人数が徐々に減ってくる。
なぜならば、観客は自分と関係のある人(例えば自分の子どもなど)の演奏が終わると帰ってしまうからだ。
数年前、子ども達約30名を連れて「郷土芸能大会」に参加した。演奏後一人の子どもが気の抜けた顔で
「演奏している私たちよりお客さんの方が人数少ないかもしれないね」と感想を述べた。
この言葉はショックだった。実際100名近くの観客はいたのかもしれないが、舞台から見た客席に人影はまばらだった。
そんな舞台が嫌だった。伝統芸能に関係の無い人、一般の人が見ても充分に楽しめる。
途中で観客が帰るなんてありえない(というかそれが普通だろ?)そんな伝統芸能のコンサートを実現させたかったのだ。
先日のフェスティバル会場、閉演時には立ち見客であふれていた。気の抜けた顔をした子どもはいなかった。
これがやりたかったのだ。