「映画 けいおん!」絵コンテ集から(その11) | iz-f の ほとんどヒトリゴト

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「けいおん!」「たまこまーけっと」を中心に、大昔のアニメやマンガも少々。
 一部最近のも。
BABYMETALがかなり増えてるDEATH!

※記事の内容に関して具体性のある
  コメントのみリプライします。


大分間があきましたが、本編についてはここでおしまいです。











この先映画のネタバレを含みますので、見たくない方は戻ってください。






ラストの橋に向かって歩くシーン

(その前の「あんまりうまくないですね!」はセリフじゃなくてト書きの方に入ってます)



「1期OP」
と書いてあります。

後ほど画を載せますが、ここのシーンは1期OPを強く意識したものでした。



そして次のト書きなのですが・・・


「ごまかす澪」
「あついムギ」
「更に唯」


これ、声の演技というのもあるのでしょうけど「足」の描写に対する指示なのかなと。
「足」でこれらを表現するための。


と、いうのは次に下の方で


「くいつく紬」「妙に感心する律」のあとに
「うれしい唯の足」というのがあるんですね。


なので、その時にどんな表情の足を描くかの指示ではないかと思います。




そして、唯が走り出します。



「1期OPぽく」とあります。



ちょっと比べてみます。



↓これが映画ラストで4人が走るカット




↓こっちが1期OPのラスト直前での走る4人の足のカット
  (余談ですが、ちゃんとフレアのような光のエフェクトが入ってます。
   それにしてもムギの足が白い(ォィ) 




↓映画だと足のあとで上半身が映ります。




↓1期OPでは、この画のあとで上の足のカットでした。
  (並びが入部順と逆なのも気になります)




見比べると、すぐ気づくと思いますが進行方向が反対です。


まぁ、当然といえば当然なのですが、1期OPは朝の登校中で、映画は夕方の下校中。


で、単純な登下校の違い以上に、この走る向きは意味がありそうです。


端的にいえば高校への「入学」と「卒業」を対にした表現になってるのでしょう。


1期で高校へ進学した彼女たちが、映画で高校から卒業したわけです。


もう、1期OPのように4人が橋の上を走って桜高へ向かうことはありません。


そしてこれは、「川にかかった橋を渡る」という象徴的な行動を通して未来への
旅立ちを表わしています。




なので、その未来に向かう道の途中には、やっぱり梓と和がいるわけです。


かんとくー!こんないいラストのあとに「うらおんゆい」ですか。そうですか。

負けました(何に?)