[改訂版]映画「けいおん!」のレビューみたいなもの その10(ネタバレ全開) | iz-f の ほとんどヒトリゴト

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「けいおん!」「たまこまーけっと」を中心に、大昔のアニメやマンガも少々。
 一部最近のも。
BABYMETALがかなり増えてるDEATH!

※記事の内容に関して具体性のある
  コメントのみリプライします。

2012.4.11  追記修正
2012.11.23  大体加筆修正+画像追加 
        (いろいろ間違いを直したり画像を補てんしてますがアップデートはしません)




それでは、その10です。





※※※ この先映画の内容に触れますので見たくない方は戻ってください ※※※
















もう一回

※※※ この先映画の内容に触れますので見たくない方は戻ってください ※※※











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回転寿司「蘭鋳」の前、入り口付近で座り込む5人。 かなりしょんぼり状態。


唯「あの人さー、最後なんて言ってたの?」

梓「『ラブクライシス』って、言ってましたね」

唯「どっかで聞いたことある名前だね」

紬「あっ!りっちゃんの友達のバンド」

律「だなー」

唯「じゃ、りっちゃんの友達は『ラブクライシスジャパン』だね」

澪「やっぱり、回るのはよくないんだ」



唯「あとさー、お腹減ったねー」
律「言うな」
梓「言っちゃいましたねー」
唯「お寿司ー」
紬「食べたいねー」


結局、演奏したけどお寿司は食べられず、訳がわからない5人。
もう一度この寿司屋に入る勇気もなく、とりあえず邪魔になるので
店の前からどけることに。

  でも、ムギはさほどつらそうに見えないんですよね。よく見ると。
  自らはそれほど空腹を訴えてないし。
  「暑い!」
の時もそうだったのですが、案外我慢強いのかな?


律「それにしても、なんだったんだこの寿司屋はよー」


  この時、律の方を澪がとても恨めしそうに見てます。
  食い物の恨み?


?「あれー!、りっちゃん澪ちゃん」

と、突然話しかけられて

律「イエース!」

動揺したのか、なぜか英語で返答しようとする律。
澪はかなりビビッてあさっての方向を向いている。


?「ビックリした。なんで?旅行?」 

律「イエース、サイトシーイング!」

?「みんなで来たんだ!」

律「イエース」


相変わらず、なぜか英語で会話をしようとする律。
澪に向かって、小声で

律「やっばーい、私 英会話できちゃってる」
澪「でも、相手は日本語」
律「えっ?」


気づいて、会話の相手をよく見ると


律「マキちゃん!」

唯「ラブクライシスジャパン!」


  1期#14「ライブハウス!」で出てきた律、澪の中学時代の友達マキです。
  「ラブクライシス」はマキがリーダーのバンド。
  「ライブハウス!」の時は、2年生の12月だったので、1年以上経っての再会です。
  その頃すでに自主制作のCDを作ってるくらいのレベルでした。
  ギター、ベース、ドラムのスリーピースバンド(マキはドラム)

異国での思わぬ再会に驚き、手を取り合って喜ぶ二人

律「えー、なんでなんで、なんでここにいるのー? わけわかんなーい!」


  この時、抱き合って喜ぶ二人を見てムギが口を手で押さえてちょっと赤くなってます。
  地味に久々の「ムギビジョン」発動

  でも、律がこんなふうに喜ぶなんて、やっぱり相当不安だったんですね。


マキ「どうしたの?」
唯「なんかお寿司食べようとしたら演奏してって言われて、演奏したらお寿司
  食べられなかったんだよ。下手くそだったのかなー?」


と、半ベソ状態。

マキによると、ここで開店祝いのライブを演ることになっているのだとか。


紬「はっ!、私たち間違えられたんだ! ラブクライシスに」

唯「さすがムギちゃん名推理!」


マキによると、ライブハウスの川上さん(さわちゃんの同級生)が、「蘭鋳」の店長と
知り合いで、その紹介で演奏することになったのだとか。


律「はー、世界が狭すぎるにも程があるなー」

唯「なんか不思議な気分」


律は、寿司屋の人が誤解したままなので、ちゃんと説明してくれるようにマキに頼むと
「あ、そうだね」とマキ達は店内へ「じゃあね、バイバイ」と見送る5人


唯「かっこいー」

梓「はい」


  ここで、マキに頼んで寿司屋の人と交渉すれば、うまくするとタダで寿司を食べられた
  と思うんですが、それを思いつかなかったのが彼女たちの残念な所。
  ちなみに、バックにちゃんとラブクライシスの開店祝いライブのポスターが貼ってあります。


Bパートはここまで
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ここからCパートになります。


ホテルアイビスアールズコート


ようやく本来のホテルにチェックインして、部屋に入ってきた唯と梓。
唯は寿司屋のハッピを着たまま。


梓「やっとチェックインできましたね」

唯「やっと二人っきりになれたねー、あずにゃん」
梓「はい、おつかれさまでした」


  部屋割りは、唯と梓が同室なのがわかります。
  この梓にもたれかかるのは、後で梓が唯のノートを見た時の前フリですね。



唯「お腹すいたねー。お風呂も入りたいしねー」

梓「そうですね。寒かったですし」
唯「晩ごはんどうしようかー?」


スーツケースの中身を思い出した唯。


唯「あっ!」



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隣の律、澪、紬の3人部屋。


澪「で、これか」
若干呆れ気味


ベッドの上で、両手にインスタント食品をもって飛び跳ねる律。
その様子を、律のデジカメで撮るムギ。
隣のベッドには澪が座っている。梓も澪の近くに。


律「憂ちゃん、ありがとー」



澪「帰ってからなにかお礼しないとな」


憂が唯に持たせた、インスタントの日本食を食べることになった様子。

  律が「でも、これはレンジがないと食べられないー」と言ってるのは
  「あたた飯」という、サトウのご飯的な奴ですね。
  あれも、パックごとお湯で少し長いこと煮れば、レンジがなくとも食べられるのですが
  ホテルじゃ無理か。
  と、いうかホテルのルームサービス使うとかできなかったのでしょうか?高くつくけど。
  時間がムリなのかな。交渉の問題? まぁ、その辺が彼女たちの残念な所。

梓が先輩たちの部屋は何をしてたのか聞くと

律「記念写真だよー」
梓「制服で?」

律「そのために持ってきたんじゃーん」



澪「すぐ嬉しがるんだから」


梓「澪先輩もしっかり着替えてますね」


と、指摘されて赤くなる澪


  梓がいうとおり、3人部屋の先輩方は全員桜高の制服を着ています。
  後で制服姿でライブするときに、ちゃんと用意してあるのを観ている側が確認する
  ことになるのですが、監督はかなり制服にこだわりがあるようでこのカッコで演奏
  させたかったようですね。

そこに唯が、お風呂から上がってきて


唯「あー、さっぱりしたー」


「パリ」と書かれた謎シャツを着ています。


  さすが唯。ロンドンで「パリ」

梓は、たくさんのインスタント日本食を眺めながら


梓「憂、本当に準備いいよね」



唯「自慢の憂だよー」


  これ今気づきましたけど、ムギの「自慢の紅茶」律の「自慢の炊飯器」と同じですね。

髪を乾かそうとドライヤーをコンセントに挿して、スイッチを入れた瞬間、ちょっとした爆音が
して火花散るドライヤー。 「ギャー!」と心臓が止まりそうになるくらいメチャクチャ驚く唯。
みんなも何が起きたのかと。


  ドライヤーといっても、パナの「くるくるドライヤー」みたいな奴ですね。
  #娘がいますが、このタイプは使ってないのでよくわかりません。

  イギリスの電圧は、220-230V(実際は240Vらしい) 日本は100V
  コンセントに差し込めてたようなので、日本のプラグ(Aタイプ)からBFタイプへの
  変換プラグは使用してたようですが


律「どうした?」
唯「火、吹いたんだけど…」
律「こわっ!」



紬「唯ちゃん、変圧器つけないと」

  と言ってるように、変圧器を入れ忘れたようです。

  唯父が、荷造りの時に変換プラグと変圧器を持っていくように言ってるので
  有ったとは思うのですが、実際ドライヤーのような大電力機器に対応した
  小型の変圧器ってあるのでしょうか?

  で、このエピソードはあとのロンドンライブの時に思い出されます。

唯は半ベソかきながら、気弱な声で


「もうヤダー、こわいよー・・・    ごはん食べよ…」


他一同揃って「うん」とうなづく


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オルガンのメロディーと共に現れる不思議な光景

  この繰り返すメロディー。なんか聞き覚えがあるのですが元が思い出せません。



唯「あずにゃん、私留年したよ!」

梓「えぇー!」



唯「これからは同級生だよ!」

梓「そんな!」


アンプのつながっていないギターを弾きながら


唯「ヨロシクねっ!」

  後ろには巨大な水槽とトンちゃん



梓「じゃ、私唯先輩のこと、なんて呼べば」


ケーキを食べながら


唯「『ゆい』でいいんじゃないかな?」

梓「ゆい…?」

唯「うん」


ネコミミ梓


梓「ゆ・い?」

二人だけの講堂


唯「もっと大きな声で!」


唯に抱きつかれた梓が


梓「ちょっと唯やめてよー!」

唯「そんな感じ!」


マラソン大会の梓


梓「なんかだかしっくりきません!」


部室を出ていく唯


唯「だって
もう私先輩じゃないんだよー ないんだよー ないんだよー」

とフェードアウト


ベッドで目を覚ます梓。


梓の見た夢でした。


  ロンドン滞在中、ずっと梓がみる留年した唯の夢です。
  ちゃんと、留年した唯の制服はリボンタイが赤になってたりします。
  また、過去のシーンがいろいろ出ます。
  梓が抱きつかれている時の唯は、2年の学園祭で着るはずだったピンクの浴衣風衣装。
  マラソン大会で走ってる梓。講堂で横から映すカットは、「お茶会!」で曽我部先輩の
  前でHTTが演奏した時に見えるのですが、この時梓はいませんでした。
  唯がギターを弾くのが、巨大なトンちゃんの前というのも、気になります。

  梓が、心のどこかで唯が卒業しないで、留年してほしいと思っている表現だと思います。
  もし留年するとしたら未来の話なのに、出てくるシーンが過去の思い出になってるのが
  そういう過去をもう一度繰り返したい梓の願望でしょうか。

  ただ、部室のシーンを見ると、ティーセットは全員分出てるし、律のドラムやムギの
  キーボードも残っています。
  まぁ、夢なのでいろいろ変なところがあるのは当然なのですが、できれば唯だけでなく
  先輩達全員が卒業しないでほしいと思っているのでしょう。
  #24の「卒業しないでください」に関係してるわけですね。

隣の唯のベッドの枕元の灯りがついている。
どうやら、ノートを広げたまま寝てしまった様子。


何が書いてあるのか、ベッドから起き上がって見てみるとそこには大きく



“あずにゃんLOVE”
の文字が。



梓「え、なにこれ! 唯先輩こわっ」


おののく梓
慌てて、自分のベッドに戻り、布団をかぶって



梓「おやすみなさいです」


  この間、後ろでサイレンの音がしてます。
  梓の驚きと怖れを演出するためだと思うのですけれども、このサイレンの音
  ロンドンの救急車かと思ってたのですが、実際はぜんぜん違うんですね。
  どっちかというとパリの救急車に近い。

  梓は、飛行機の中でノートを見た時に、唯から「今後の私の生き方について」
  と言われてるので、それが「あずにゃんLOVE」だったから、変な方向に
  考えがいってしまったわけです。


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ロンドンの一日目はこれで終了

二日目の「Unmei♪wa♪Endless!」につながりますが、キリがいいのでとりあえずここまで

>>その11につづく

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