『日本仏教十三宗ここが違う』 
法相宗…安田暎胤著

各地のお寺巡りをしていましたが、
各宗派の違いが
よく分からないままの参拝でした。

これからもう少し知った上で
参拝をしていきたいので、
各宗派について
簡単にまとめていきたいと思います。

法相宗

成り立ち
奈良時代に南都六宗
(三論、法相、倶舎、華厳、律、誠実)が、
中国から渡来しました。
形式は現在の大学のようで、
多くの学僧が学んでいたそうです。

ご本尊
唯識曼荼羅(中央に弥勒菩薩、
上に小さく釈尊、下には無著菩薩、
世親菩薩、インド・中国・日本に
唯識を伝えた方々)が
描かれています。

基本的には弥勒菩薩が
ご本尊とされますが、
寺院の成り立ちによって
それぞれ異なっているようです。

教義
唯識思想
生老病死の無常の世界で、
心の世界を深く究明します。
一切の出来事は心から顕現されたもの。
心の他は何も存在しない事を
覚知することで、
生死の苦しみから解脱できるとしました。
(現代のスピリチュアルな考えに通じています)

その他
祈願寺でお墓を持ちません。
神仏習合で日本の神々も祀ります。

主な寺院
奈良県 興福寺、薬師寺
秋田県には存在しません。


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