Plos Oneというオンライン・ジャーナルが発行されてから2年が過ぎました。


この雑誌、その変わったシステムで色々と物議をかもしているわけですが、Nature newsだったかScienceだったか忘れましたが、「ゴミ捨て場になる」と揶揄されていることもありました。


問題は科学的な重要性を無視して、とにかく実験手法と解釈が間違っていなければアクセプトするという点です。


Peer-review(査読付き)と大々的にうたってはいますが、実際は他の雑誌の査読とは比べ物にならないくらい甘い査読が行われるわけです。


オープンアクセスであるためにマスコミが取り上げやすいためなのか、なんとなくいい雑誌(?)なんじゃないかというイメージがついているのですが、実際は玉石混合でしょう。


それも大多数の石のなかに、ほんのわずかの玉が混ざっている感じでしょうか。


今年はついにインパクトファクターが付く。。。。はずだったのですが、どうもPlos Oneにはインパクトファクターが付かないようですね。


勝手な予想ですが、なんとなく政治的なものを感じます。


インパクトファクターが付くと雑誌の価値が落ちてしまうのではないでしょうか。


おそらく2とか3とか、、、、そんな数になってしまう可能性もあるのでは?


かく言ううちのラボも最近Plos Oneに出したのですが、これもIF=6くらいの雑誌に蹴られたものです。


まぁ、インパクトファクターに左右されずに、実際の論文の中味で評価しなければいけないという意味で、変な固定観念に縛られずに読めるのかもしれませんが。


通りやすいからと安易にPlos Oneに出すと、そのうち業績としてカウントされないなんていう目にあったりして。


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