The Night Is Ours
The Night Is Ours
Youth Group

myspace - http://www.myspace.com/youthgroupmusic

オーストラリアのロックバンドYouth Groupの7月に出たアルバム。

アルバム発売の一報を聞いたときから、オーストラリアのバンドということで多少は覚悟していたんだけど、

Amazon - 5273円 
HMV - 4716円(3枚買ったら25%オフだけど)

と、これは8月25日現在の値段だけど、予約開始からこれくらいしていて、さすがに好きなバンドでもアルバム一枚にこの値段はきついので、いずれ出るだろうUS盤の発売待つことに。ところが先日なんとなく普段あまり利用してないタワレコで検索してみると、

Tower.JP - 2930円(その上オンラインセール価格で割引されて2637円)

なんとamazonの約半額。これなら買える!ということで、発売から約一ヶ月おくれて購入しました。上の画像クリックするとamazonに飛びますが今買うなら断然タワレコが安いですよ。

で、楽しみにしながら聞いたアルバムは、最初少し地味かなと思いましたが、シンプルで瑞々しい音に乗せた、押し付けがましさの無いフックの効いたメロディ。特徴的な、たおやかに弧を描くゆったりとしたメロディ。ジェントルといっていいような耳当たりの良い歌声。といった芯となる魅力は変わらず。

静かに雰囲気のある低音で歌い始めて徐々に力強さを増していく①や、キーボード、ギターのフレーズがユーモラスで、80年代からの影響も感じるポップな③。ピアノ、ホーンの入ったアレンジの曲が何曲かある所なんかが新しいかなと思いました。

全体としてやはりちょっと地味な印象はありますが、聞いているうちに曲の輪郭もはっきりしてきて、今作も何回も聞ける良作スルメ盤だなという感想です。

聞いたことが無いって方には、最初に聞くならやはり前々作の名作Skeleton Jarをおすすめしますが、Youth Groupは2,3曲聞いて気に入ったら全部気に入るタイプのバンドなので、アルバム一枚っていうよりも、バンドとしておすすめです。是非試聴してみてください。

Two Sides


All This Will Pass
これからリリースされる作品の中でも特に楽しみな、The New Yearの来月発売予定の新作から、バンドのmyspace上で新曲The Company I Can Getが聞けるようになってました。

myspace - http://www.myspace.com/thenewyear

淡々とした独特の雰囲気を持った魅力的な音世界は変わらずの、結構ポップな曲ですね。アルバムに期待が高まります。

アルバムは9月9日発売予定↓

The New Year
The New Year

あと公式の物なのかは分からないんですが、Youtubeで検索したらあった名曲The End's Not Nearのビデオが、曲の雰囲気にあっててすごく良かったので貼っておきます。

"The End's Not Near" by The New Year



それと、このThe End's Not NearはBand Of Horseがカバーしていて、そのカバーバージョンも原曲に負けず劣らずにすごく良いんですよね。検索したらその曲もyoutubeにあったんですが、歌詞の雰囲気(っていっても英語だから分かってないけど)に合わせてか、人によってはちょっと刺激が強いかもしれない戦争の報道写真なんかを曲にのせてスライドショーしていく映像なので、直接ブログに貼らずにリンクしておきます。

そんなに過激な写真じゃないとは思うけど、戦争の報道写真やドキュメンタリーとか見るのは苦手って方はご注意を。

Band Of Horses - The End's Not Near (It's Here)
http://jp.youtube.com/watch?v=kpMbJ0QFyuE

Band of HorseのカバーするThe End's Not Near は↓のThe O.Cのサントラに収録されてます。

The O.C. Mix 6
The O.C. Mix 6
The O.C.

しかしこのカバーほんと素晴らしいですね。この1曲のために↑のCD買うのもったいないかなと思ってずっと迷ってたけど、改めて曲目見たらなかなか面白そうだしやっぱり買おうかな。
日曜日サマーソニック見に行ってきたので、当日のサマソニでの行動と見たものの感想を適当に。

朝予定通り起床。それで余裕あるなと思ってゆっくりしてたら、ぎりぎり間に合うかなと思っていた時間から10分以上過ぎてたのであわてて出発。ある意味予定通り10分位遅れて会場に到着したのでLos Campesinos!は途中から見ました。

遅れた事と暑さでぼーっとしてた事で、あまり集中して見れなかったけど、CD通りの前のめりでせわしない感じが面白かったです。演奏も思っていたより良かったのでちゃんと最初っから見ればよかったなとちょっと後悔。

この後何を見るか決めていなかったけど、暑さにやられたのでソニックステージに移動。そのまま2階席で次のBlood Red Shoes。日に当たった後のぼーっとした状態のまま休み休み見てたのでそんなに印象は残ってないですが、キャッチーな曲も多くて全然退屈せずに見れました。

次は楽しみにしていたBand of Horsesなのでアリーナへ。多分がらがらだろうと思っていたので前の方に移動してステージ向かって右側の2,3列目で見ました。

1曲目のFirst Songでハイトーンの歌声が生で聞こえた瞬間鳥肌。さすがアメリカのバンドだけあって演奏も上手いし、Ode to LRCのざっくりとしたギターや、Funeralのイントロの煌めくようなギター等音もクリアに聞こえて良かったです。セット的にもIs There a Ghost、Funeralはもちろん聞きたかったNo One's Gonna Love Youや新曲もやってくれて大満足。想像していた以上に素晴らしかったです。感動しました。

何処でのか分からないけどyoutubeにあったFirst Songのライブ。


この後1回外に出ようかなと思って外へ向かっている途中で、次のCajun Dance Party目当てに続々と入ってくる人を見て、こんなに人気あるなら見といたほうがいいなと思って、出るのをやめて2階席へ移動。

Cajun Dance Partyはmyspaceで聞いたくらいでほぼ前知識なし。ロバートスミスを彷彿とさせる歌い方とちょっとひねくれた感じのポップさのメロディが印象に残りました。即効性のある感じというよりは、ちょっとひねったポップさの様に感じたので、ちょっと予習しといた方が良かったかなと思いましたが、なかなか楽しかったです。

Cajun Dance Partyの途中から胃が痛くなってきたので、そのまま2階席から移動せずにKills。

Killsは以前サマソニで見たときと同じようにドラムマシーンを使っての演奏。ある意味単調なリズムとざらざらとして激しいブルージーなギターが魅力的。一つ一つの動作もすごくかっこよくて、胃の痛みも忘れて見入ってました。

まだ胃は痛かったけど次は楽しみなデスキャブなのでアリーナへ。ヴァーヴを見るためには途中で抜けないといけなので、抜けやすいように真ん中辺りで見ました。

デスキャブはサマソニで1回、単独で1回見てるけど、今回が一番良かったです。CDとはまた違う魅力の、パワフルで切れ味のある演奏、歌声もはっきり聞こえて、非の打ち所がないくらい素晴らしかった。ライブ音源聞いて想像するに、英語圏の国では大合唱でちゃんと聞こえないであろうI Will Follow You Into The Darkが静かに聞けたのも貴重で嬉しかった。長尺のI Will Possess Your Heartが終わったところでメインステージに向かって移動。

胃の痛みも治まっていたので、ビールを飲みつつちょっと緊張しながらヴァーヴを待つ。10分位待った後イントロが始まって、メンバーが登場。まず出てきたときのリチャード・アシュクロフトの変わらずの顔と体の細さに感動。普通10年以上たって再結成したら音はともかく見た目は変わってると思うんだけど、全然変わってないですね。想像していた通りの見た目のヴァーヴ。

This Is Musicから大体予想通りのセットリスト。深い魅力を湛えた歌声。ヴァーヴのサイケデリックな音世界を構築するNick McCabeのギター。見れただけでも満足なのに、歌も演奏も素晴らしかった。再結成後のツアーでは大体最後にやっていたLove Is Noiseをやらなかったり、ラッキーマン終わってからギター壊したり、最後なんか蹴飛ばして出て行ったりで機嫌悪いのかとも思ったけど、内容は非常に充実していて良かったです。感動しました。

その後ポール・ウェラーを見にソニックステージへ。11時前には帰りたかったので3、4曲しか見なかったけどエネルギッシュでかっこよかったです。そのあとシャトルバスに乗って帰途へ。

いろいろ見て回ろうかなとか考えてたけど、思ってた以上の暑さで大体ソニックステージにいて、結局真剣に見たのは目当ての3つのバンドだけだったけど、改めてやっぱりライブはいいなと思いましたね。楽しかったです。それとメインステージに目当てのバンドが固まってたら、今の体力じゃ無理だなということも痛感したので、ちょっと運動して体力もつけないといけないなとも思ったサマソニでした。