脱原発国会大包囲 | やすしのブログ

脱原発国会大包囲

デモに参加して来た。

 
 14時に日比谷公園に着き、14時半にはメインステージの日比谷公園図書館に着いた。「国土を守れ 福島」と日の丸鉢巻に書き込んだたすきを作り、メインステージの近くで待つ。
 15時半より、メインステージで、主催者などの挨拶が始まる。いちいち共感するところがあり、拍手をおくった。ただ、落合恵子の「自分は何度も挫折してきた。50安保も、60安保も。今度は成功させたい」というのは、納得できない。反原発を左翼の革命運動と思っているのか。思わず、「それは違うだろう」と叫んだ。やすしのブログ-201207291554000.jpgやすしのブログ-201207291557000.jpg
 参加者が掲げている旗には、労組や九条の会、あげくは日大全共闘の旗が目立っていた。これも違うと思う。反原発は思想の違いによるものでないし、ましてや労働条件の改善とは無関係だ。
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 参加者の中には、小学校低学年程度の子供に「原発反対」と叫ばせていた人もいた。6歳の子供に原発の可否を判断する能力があるというのか? 腹がたった。
 デモの先頭は16時に出発しているというのに、17時半をたっても日比谷公園を出られない。そんな人混みの中、煙草の不快な臭いがする。見れば、郵政ユニオンの腕章をした人だ。千代田区は路上喫煙禁止のはずだし、ましてやここは公園だ。もちろん、灰皿はおいていない。
 日比谷公園の入口付近では警察が交通整理をしている。それに対して、郵政ユニオンの人などが「だーせ」などと罵声を浴びせる。思わず周りの人には注意した。安全のために働いている警察の方にあまりにも失礼だ。
 日比谷公園を出ると、やはり列が途切れないくらいの間隔。警察の方の配慮に感謝しこそすれ、非難すのはおかしい。

 新橋に行く手前、国境をかがげた一団がデモ帯に罵声を浴びせかける。「人殺し、死ね」。これも、違うと思う。思想の違いによって反原発や原発推進の主張になるのではないはずたし、だからこそ、僕は日の丸を身につけて、デモに参加しているのだ。

 
 東電と経産省の前を通っ時は、さすがに興奮した。「福島を返せ。浜通りを返せ。元の福島を返せ。」「東電つぶせ。100%減資しろ」と思わず叫んでいた。
 なんとか国会正門前にたどり着く。民主議員の声がスピーカーより聞こえる。反原発の旗幟を鮮明にした菅を下ろし、野田の大飯再稼働決定を容認した民主議員が何を言うのかと腹たった。
 メインステージ前にたどり着く。そのうち、小沢新党の議員が壇上に立つ。小沢派の議員は震災当時、福島に来もしなかったし、その発言も聞こえて来なかった。それなのに、新党結成に反原発を利用しようというのか。
 デモは、予定通り20時で、終了を宣言した。そんな中、塀の上に立って、そう多くの人に聞こえない程度の声で必死に叫んでいるおじさんがいた。言わく、「これで終わったら、何も変わらない。おまえらはイベントを楽しんでいるだけなのか」。ここにも暴動を期待しているサヨクがいた。しかも、自分が突入して、逮捕される覚悟すらないのだ。
 
 21過ぎまで塀に座って休み、永田町駅より帰る。
 国家議事堂正門前では福島瑞穂のインタビューがえいえんと続いて、警察官と主催者の帰ってくださいという呼びかけにもかかわらず、なかなか最後の人ごみがひかない。福島瑞穂と言えば、彼女が県議会選挙の応援演説に郡山に来た時に、郡山駅周辺に謎の防護服集団が歩いていたことを思い出す。郡山市民は当時普通のかっこうでいたというのに。
 永田町駅までの帰り道、警察官が規制を解除している。大変な仕事だ。主催者より警察官のほうが大変な仕事をしているのではないか。警察には感謝しなくてはいけない。
 警察官が作業を続けている脇を、地下鉄の駅までずっと大きな弦楽器を弾きながら歩いている人がいた。やはり主催者の中にはイベントとして楽しんでいるというか、浮かれている人もいるようだ。