新国立劇場「サロメ」 | やすしのブログ

新国立劇場「サロメ」

2週間も前のことになりますが、17日、新国立劇場「サロメ」の千秋楽にに行ってきました。





 事前にチケットが取れなかったので、10時から発売の当日券のZ券を求めて、9時前には並ぶつもりでした。が、列車を乗り間違えてしまい、着いたのは9時半ごろ。結局、Z席はとれず、追加で発売が決定した特別S席もとれず、キャンセル待ちということになりました。
 整理番号7番で12時からキャンセル待ち。だけど、12時半になりましたが、席をとることができました。

 宗教というか政治的なことにしか関心を示さないヨカナーンと、そのヨカナーンに恋をしてしまったがヨカナーンの思想を理解できないというか関心がなく、まったく相手にされないが、ヨカナーンを求め続けるサロメという対比。こういうサロメの解釈はありだなと思いました。そして、そのサロメのやりばのない感情がたとえ殺してでもヨカナーンとキスをしたいという感情に高ぶり、恋する相手を処刑するという悲劇につながる。
 舞台が血を意識した赤い液体でおおわれるなど、演出にもぞくぞくしたものを感じました。