こんにちは。
PTSD・アダルトチルドレン・機能不全家族問題専門の
鹿児島の心理臨床家“がんちゃん先生”こと岩元應和(マサカズ)です。


あなたが人間関係における恐怖の洪水にさらされた時、
その状態のまま我慢しますか、それとも、逃げ出しますか?



いつの間にか6月を迎えた。

桜島の火山活動の影響なのか
鹿児島県以外に住む友人らがメディア報道を見て
「(鹿児島は)大丈夫なのか?」って心配のメッセージを送ってくれる。

少なくとも…
いつでも噴煙を続ける桜島の向かいにある
鹿児島市の中心部に拠点を置く僕にとってはほとんど影響がない。

どうして「ほとんど…」と表現したかといえば、
車を洗車する回数が増えたという日常があるから。

火山灰が降ろうが何があろうが、
そう変わらずに心理臨床活動を続けている。。

一昨日も、昨日も、今日も、明日も、明後日も…

そんな状況の中、
先週は僕がスクールカウンセラーを務める学校で
新1年生を対象とした講演を行った。


毎年の事であるが
新しい学生さんたちを前にするとワクワクしてくる。

僕の話をきいた学生さんたちの中から
1人でも多くの仲間が必要を感じた時に僕を利用して欲しいから。

僕が中学生や高校生の時には
スクールカウンセラーなんて言葉もなかったし、存在もなかった。

心の専門家なんて「存在」そのこと自体、考えたこともなかった。

もし学校にいてくれたら利用したかどうかは分からないけど
利用している子にどんな感じかきいてみたかもしれない。

もし講演でも何でも話をきいたことがあれば
頭の隅のスペースに「心の専門家」がいるってことを記憶したかもしれない。


僕はこれまで
たくさんの中高生の心の悩みに耳を傾けてきた。

先週も、今週も、来週も、そして再来週も…
これからもずっと中高生の声に耳を傾けていく。

不思議なことに…
それぞれの中高生が物語る内容は皆、違っているはずなのに

必ずと言っていいほど…
今日の彼らを悩ましている「誰か」が存在している。。
そのことは「共通」している。

そして…
僕の所へ相談に来てくれる多くの中高生に共通するのが
「恐れ」の感情を抱いているということ。


あなたが人間関係における恐怖の洪水にさらされた時、
その状態のまま我慢しますか、それとも、逃げ出しますか?



動物は恐怖に直面すると…
たとえば自分よりも強くて恐そうな動物に対面した場合、
戦うか、逃げるか、あるいはフリーズ(硬直)するという。。

じゃあ僕ら人間も動物だから同じ様に
戦うか、逃げるか、あるいはフリーズするのかといえば…

僕ら高等動物には「考える」という機能があるので
戦うとか逃げるといった行動の前に
「どうしよう…」って立ち止まってしまうことがある。


ところで…
中高生時代って、
皆がみんな、毎日ハッピーってわけじゃない。

なぜなら…
存在そのものが大人の管理下に置かれた受け身であるし、
その上、付き合う人たちのほとんどが同い年で
ほとんど毎日同じ人たちと会話をしているから。

だからこそ
学校の中って友だちとトラブルになると厄介だ。

今日中にお互い解決できたらいいけど…
2~3日も経過すると、
最初よりも出来事に尾ひれがついたりして
おまけに登場人物も増えたりして、いろんな意味で面倒だ!

中高生時代って
特に「親友」みたいな子ができ
その子と2人だけの関係性がベストであると
「普通」にハッピーな日常を送れているってことになる。

ところが何かの拍子に
その「親友」みたいな子とトラブルになって
どういう訳か2人だけの話し合いに亀裂が生じると
気がつくと自分を正当化を確認しようと
誰か他の子を巻き込み、自分たちのトラブルの話をしてしまう。

そして時を同じくして
「親友」もまた誰か他の子にトラブルの話をしたりしていて…
瞬く間に味方や敵が増えてしまい、
元の2人だけのベストな関係性には戻れなくなってしまう。。

当たり前だった「普通」の日常が崩壊していく。

結果として…
悔いが残ったりすることで
こうした出来事が大人になる過程の経験値となり
人付き合いを形成するための成長へとつなげてくれるのだが

トラブルのど真ん中の当事者としては
心がクタクタになって擦り減ってしまい
人間関係が怖くなったり、
人を信用することが難しくなったり、
もうこれ以上、傷つきたくないと守りに入ったり、
逆に、攻撃的になってしまったり…

いつの間にか
人間関係の恐怖の洪水
に直面すると…
戦う(またはイライラする)か、逃げる(避ける)か、
あるいはフリーズする(シャットダウンして感じなくなる)ようになる。


そういえば…
講演をきいた新1年生の女子がすぐに
僕のカウンセリングルームを訪れてくれた。

「恐い場面に直面した時、
戦うか、逃げるか…って話があって
あぁ逃げてもいいんだって、それでもいいんだって
少しだけ安心できました(笑)」


もし怖すぎる時には逃げてもいい。
逃げるは負けじゃない。
そこに安心感がないのなら逃げればいい。

もし…
「弱いな」「強くなりたいな」って感じる
今の自分の心を変えたい(成長させたい)のなら、
まずは安心の場に身を置くことから始めよう。

自分を守るために逃げよう。
逃げることに成功しよう。
それが勝ち♪



あなたが人間関係における恐怖の洪水にさらされた時、
その状態のまま我慢しますか、それとも、逃げ出しますか?





















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