どうなる?食肉業界 | いわまんクワガタ本舗

どうなる?食肉業界

今回のO-111事件により、様々なことが分かってきました。



生食用の牛肉や鶏肉は厚生労働省にある程度の基準はあっても、無意味なもので、生食用として流通している牛肉や鶏肉はないというのが事実だということです。


スーパーなどで購入する牛肉に関しては皆さんもそのまま生で食べることはないと思いますが、ステーキなどはレアで焼いて食べたりしますから、結局生で食べている部分もあります。

鶏肉に関しては生で食べる方はいないのではないかと思います。



では、レストランや料亭はどうか???というと、、、、


牛肉はある程度の塊で購入して店で切り分けているのがほとんどだと思いますので、こういう店は流通段階で加工があまり行われていないため、店の衛生管理によって左右されるのだと思います。


私が昔好きだった京都の焼肉屋さんは冷凍庫を持っていて、足1本みたいな感じで大きな塊が吊り下げられていました。


鶏肉に関しては専門店ではレバ刺やささみの刺身など刺身が味わえますが、高級専門店は朝に殺されてさばかれた鶏肉を使用していることが多いため、これも店の衛生管理がしっかりしていれば安心だと思います。



問題は、今回の事件のような居酒屋系や安い焼肉チェーン店、焼き鳥チェーン店だと思います。


鶏肉は中国で加工された肉を使っている場合もありますし、大量仕入れして、本部の加工工場で加工してチェーン店に配布している場合もあるでしょう。


このような流通加工が行われる場合は、菌が入る確率が高くなるわけです。




しかし、今回の事件はどうなのでしょう??


あの社長、声を張り上げて会見をしたりしていますが、あの会見を見るとうんざりするのは私だけでしょうか?


誠意を見せているというように取る方もおられるかも知れませんが、あのパターンの方は私はあまり信用しない人種です。


会見が終わってオフィスに帰ると、「ほんと、めんどくせーよなぁ」とか言っていそうです。


その証拠に、自分の店の非を棚にあげて、厚生労働省がちゃんと基準を設けないからとか他人の責任にしようとしている態度を見るとわかるでしょう。


今回やるべきことは、仕入れから加工、お客様に提供するまでのどこでO-111が入ったかを自社で徹底的に究明することが企業としての誠実な対応であると思います。




今後、食肉業界はどうなっていくのでしょうか?



食品の問題は企業が潰れるということにも直結しますので、食品関係に勤めておられる方は、内部告発も含め「食に対する安全性」の意識を高く持って頂きたいと思います。



まあ、安易な発言をする大臣は放っておけば良いのですが。。。。