戦後が終わった年に生まれた数学者さんと話をしていたら、脱線したり膨らみすぎたりで収拾がつかない。
というわけで、「紙に書いてみたら?」と手帳のノートのページを外して書いてもらった。
そのなかで特にわからなかったのが、
「円の有用性」。
すかさず、「そりゃあどういうこと?」と聞いた。
そしたら、「ろくろは円を描くように回るから有効に使える、・・・。タイヤも円じゃなかったら機能しない、・・・。」と。
なおさら混乱した。
んじゃあ、「四角の有用性はどうなん?」と聞くと、
「四角には角があることに意味があるんよ。」、とわかったようなわからんような。
ちなみにこの数学者、ひたすら『デカルトの卵形線』とやらを研究している。考えようによってはクレイジー。
じゃあ、「資格の有用性は?」、と帰宅して自問してみた。答えは、「・・・。」
結局、「幾何学に王道はない」ってことか。