出来事 | 架空空間1097
ふたつの視点。
それは360度×360度の認識の中で存在している。

ふたりに関するひとつの物事。
ひとりは物事の本質に執着し、もうひとりはその事柄のみに執着する。

同じひとつの点を見ている。
派生したふたつの事実は、互いに真である。
まるで別物のようであるにもかかわらず。

その出来事については個々別々に知っているが、お互いが気付いているということは、お互い知らない。