胃アトニーとは、胃の筋肉の緊張が弱くなり、
胃の運動が低下した状態をいいます。
胃が正常な位置よりも垂れ下がる胃下垂の人に
多くみられる病気です。
胃の筋肉の運動の低下により、
胃の内容物が腸に送り出されるのが遅くなります。
そのため、胃のもたれ、膨満感、食道が詰まったような感覚、
食欲不振や便秘の症状があらわれることもあります。
対処法としては、食事療法です。大食いをせず、
栄養に富む食べ物を何回かに分けて食べるようにします。
そして、食後30分ほど右側を下にして横になるのです。
こうすると食べ物が胃から腸へいきやすくなるのです。
この病気、細身の人や女性に多いといいます。
例えば、急激に痩せると、腹壁の緊張が低下します。
このときに、大腸や腎臓などほかの内臓も垂れ下がる
内臓下垂になってしまいます。
このときに胃下垂にもなってしまうのですね。
短期間の過激なダイエットにはこういった副作用も
ありますから、女性の方には注意してほしいなと思います。