インターネットでの情報収集が容易になった近年、様々な機関から発せられるウソの数々が浮き彫りになっている。
特に美容業界からは、メディアとのコンビネーションでこれまで多くのウソが広められてきた。
例えばコラーゲン。
これはWikipediaなどで調べてもらえれば、経口摂取してもほぼ美容効果がないことがわかるはず。
また、コエンザイムQ10。
これも実質的な美容効果はなく、ただの演出系成分として配合されているだけとのこと。
マイナスイオン。
こちらもWikipediaを見てもらえば根拠のないものであるとわかるはず。
シャンプーのノンシリコン商法。
シリコンは人体には無害であり、構造上毛穴に詰まって皮膚呼吸を妨げるようなことは有り得ないそう。
私も以前までメディアのウソに騙されていた身だが、それはただのシャンプー業界の言い逃れに過ぎなかったようだ。
そもそもの問題は、シリコンで質感を誤魔化さなければならないほど安価で質の悪い成分を使っていることだった。
シャンプーと言えば、P&G社が最悪であり最良の例。
使えば使うほど、髪や頭皮に悪影響しか及ぼさないシャンプーを作り続け、毎回ほぼ同じ成分の新商品を耳障りの良い宣伝文句で売り続ける最悪の企業。
パンテーンやハーバルエッセンスがP&G社製の商品になるが、詳しい成分分析は『シャンプー解析ドットコム』を参照していただければ一目瞭然。
疑問に感じて調べた人のみが救われる。
逆に言えば、情報弱者は嘘吐き企業のいいカモにされてしまうのだ。
ただ、ネットの情報でさえウソは山ほどあることも事実だが。
また、メディアやマスコミの伝え方にも問題がある。
昨日、録画しておいたドラマ『ダブルス2人の刑事』を見た。
その内容を見た私の母が、『青色LEDの人の話みたいだね。』と言った。
よくわからなかった私はインターネットで調べた。
どうやら、青色発光ダイオードの開発者とされている中村修二氏と元勤務先の日亜化学工業との間で、権利を巡っての訴訟が繰り広げられたとの話だ。
当時のマスコミは完全に中村氏側を善、日亜側を悪と捉えた報道ばかりだったようで、多くの人々が中村氏を青色LEDを一から築いた開発者だとの認識を持っている。
しかしそれも正確には間違っているらしく、日亜側の主張を読むと、どうも中村氏側の主張が正しいとは思えないのだ。
どちらが真実かはわからないが、同じく疑問に感じている人は少なくなく、ネット上には中村氏を批判する内容の記事がしばしば見受けられる。
メディアには扇動報道や心理誘導、偏向報道や印象操作など、鵜呑みにしてはいけない部分が多く含まれていることを私たちはよく理解しておかなければならない。
私の伝聞では正確に伝えることができないので、騒動の経緯や双方の主張に関しては、『中村修二 小川英治』で調べてみてほしい。
自分で調べた人のみが真実を知るということだ。
その他にも、場を盛り上げるために雇われるサクラ、話題になっているように見せかけて宣伝するステルスマーケティング、詳細不明なアンケート結果を提示するNo.1商法…
このように、世の中はウソで溢れかえっている。
私たちは今、それらのウソから真実を見抜く力を身につけなければいけない時代に生きているのだ。