明日から抗がん剤スタート | 山あり谷あり、カーブあり

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家でも仕事でも一緒に頑張ってきた夫と妻のブログ

夫の入院生活が昨日からスタートした。 

病院の食事に関しては、肉と揚げ物、乳製品

白米、精製小麦粉を使用したものは出さないで

ほしいとお願いし、これから毎日、3食分の食事を

お弁当箱に詰めて、出勤前に運ぶことになった。

5時に起きて、せっせとお弁当作り。 私は

これまで仕事にかこつけて、家のキッチンに立つ

ことなんて殆どない生活だったせいか、どうも手際

が悪い。 まぁ、すぐに慣れるかな・・。


昨晩、担当の先生が治療の内容についての説明

があるので、できれば夜にでも病院にきてほしい

と連絡があった。

週明けで、うちの店の予約もほとんどなかったので、

息子とスタッフに店を頼んで、早帰りさせてもらって

夜、また病院に向かった。


先生が化学療法で、夫に使用する薬の説明をして

くれた。

タキソール、カルボプラチン、アバスチンの混合だ

そうだ。

副作用は、吐き気、脱毛、手足のしびれ、骨髄抑制

との事・・。

その副作用を軽くしてくれる効果があると聞いて、

先日、某クリニックで受けた温熱治療の話をした

途端に、先生の顔がしかめ面になった。

「アバスチンという薬は、癌が血管を作ろうとするのを

阻害する薬です。 薬の効きめとの相性が良いか

悪いか、実証されてないものを併用するのは危険

ですよ」 と言われる。

そして、様々な食事療法の本を読んで自分で選んだ

食材や健康食品を摂取していることについても、

「健康食品だから安心ではないんです。抗がん剤

と合わさった場合にその働きを阻害したり、肝臓

に負担を与えたりする場合もあります」


とにかく、はじめてこの先生にお会いした時から、

私たちが自分らで見つけ、良かれと思って実践しよう

とした事は、ことごとく否定されている・・・・。 そんな

に危険な挑戦をしているつもりはないのだが、医師

からリスクがあるかも、責任が持てませんという言葉

を聞くと、こちらは素人だけに反論するだけの知識

がない。 同時に、せっかく「治すのだ」という気合

までもが否定されたような気持ちになってしまう・・。


今、読んでいる本の一つに、済陽高穂医師の

書いたメジャーな食事療法の本 「今あるガンが

消えてゆく食事」 がある。

その中のひとつの項目の中に、製薬会社のガイドライン

には、抗がん剤の使用量はきっちり守る、と書かれて

いるが、それをそのままやると、体力消耗と免疫低下

を招く場合が多いので、とにかく食欲を落とさぬように

気を付けながら、薬の量を調節し食事療法をきちんと

やってもらう、という内容が書かれている。

それを、私の言葉で内容を掻い摘んで、先生に話して

みると

「抗がん剤というのは、決められた使用量をきちんと

守るのが正しい使い方です。それは、抗がん剤の

教科書の一ページ目に出ている事です」

と説教されてしまった。 さらに 

「奥さんの仰ることは、旦那様を助けたいというよりは

旦那さんの身体でこの治療が効くのかどうかを試し

たい、という風にも聞こえます」

と言われてしまう。  そんな馬鹿な事、考えるわけ

ないのに・・。


仕方がないので、今朝は、その本の文面をコピーして

病院に持って行き、

「私がお願いしたかったのは、こういう意味でした」

というような手紙(もちろん、日頃のお礼の言葉も

添えて)を、看護師さんに頼んで渡してもらうことにした。


抗がん剤は、いよいよ明日(10/17)から使用

スタートということになっている。

夫の体力が落ちないことを、祈るばかり・・。