美味しくも無い物を誉めて
楽しくも無い事に笑って
悲しくも無い事に涙を流せば

日々は何事も無く過ぎて行く

生きる事なんてこんなにも簡単で、
こんなにも曖昧

自分が自分じゃなくなるまで

ゆっくりゆっくり
腐っていける

これは世界に迎合出来なかった誰かの精一杯の皮肉
僕の浮かべたうすら笑いは精一杯の貴方がたへのサービス

漫然とうごめく彼らは

僕の理解の範疇を越えたモノ

この世界に迷いこんだウイルスは、醜悪な笑顔を貼りつけて人を演じる

人になるために人を騙して
人であるために同じを装って嗤う

そんな僕を見つけた誰かが、
いつか僕を排斥する

それが僕には恐ろしくてたまらないのです。

一人にひとつ世界があれば、きっと寂しくないのかもね。

隣人のいない世界なんてつまらない

なんて言えるのは、

きっと綺麗な誰かの戯れ言。

「誰か」に見つかりたくなくてそっと目を伏せていても、
「誰か」は指差し僕をワラう。

ごめんなさい。

僕の誕生日なんてとても祝福なんて出来ないから。

セカイを呪うなんて大げさな話じゃないけど、

せめて全てを否定させて

貴方達を選ばなかったのは僕の意志。

選ばれなかったのが僕じゃない。