元GAROのマーク氏のブログを見てたら、今は亡きトミー氏にギターを踏まれて壊された話があった。
壊されたのは、国産のギターだったらしいが、よかった45(マーチンDー45)じゃなくて、、、という本音が笑えた。
そういえば、1970年頃の日本では、マーチンD-45を所持してた著名人は、マークの他にボーカル(大野真澄)、南こうせつの3人だったと何かの記事で読んだ覚えがある。
勿論、著名じゃない金持ちや密かに所持してるミュージシャンも居たかもしれないが、そのくらい性能も値段も高いものだったのだ。
大卒サラリーマンの初任給が5、6万だった頃の80万は、今に例えれば2、300万に匹敵するだろう。
ギターを壊された思い出は僕にもある。
高校の学園祭で一緒にバンドをやってたS君が誤って倒しネックを折ってしまったのだ。
フェンダーのようなネックが交換出来るタイプなら良かったのだが、如何せんセットネックではどうにもならない。
S君が金持ちなら弁償させる手も有ったのだが、どう見ても無理そう。
で、太っ腹(ハラワタ煮えくり返ってたけど)で許した。
けど、それが有ればこそ、次に入手することになるリッケン#480(初年度製ナチュラル)と出会うことになるのだが。
で、先のネックが折れたギャバンのSGだが、実は、このギターの元のメーカーは、ギャンソンだった。
ヘッドのロゴをギブソンに書き換える為に削ったら、下からギャバンのロゴが出てきた。
ちなみに、ギャンソンとギャバンは、同じメーカーだがカタロフ上の定価は、ギャンソンが5万5千円に対し、ギャバンは6万とチョい高。
で、面白かったのでそのまま使用してたのだが、まさかこんなことになるなんて。
後でパーツでも取ろうと思って放置してたんだけど、誰かに修理できると聞いて頼んでみたら買った値段と同じくらいとられたのが、ネックを折った10年後。
中高生どころか、犬猫までもがギブソンやフェンダーを使用する昨今、ギターを単なる道具として使う人たちや音楽に興味がない人たちにとっては、たかが国産ギター1本で何を、、、って思われるかも知れませんね。
たったひとつの思い出が、連鎖&付随する思い出を次から次に呼び起こしてくれる。
これで今日も旨い酒が飲めそう。