なぎら氏のDVD | 流離のロマンチストかく語りき

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何か書けと言われても、何と書いたらいいのか、、、、

とりあえず、暇な方は、ちょっとだけでもお立ち寄りくださいね。


おはよう!


今日は、カミさんが友人と会う約束をしてるということで、昼間は、一人で過ごせるようです。


といっても、今のアッシにゃ、カミさんの目を盗んですることといえば、酒を飲むことくらいですが、、、


そういえば、今日の芸能ニュースに、なぎらTV~あの時代を語れ!~のDVDが発売されると出ていた。


なぎら健壱氏の歌手生活40周年を記念して(?)CSで放送されてるなぎらTVの選りすぐりのトークを中心に収められてるとか。


流離のロマンチストかく語りき



確か、25周年記念(だったと思う)コンサートの際に、有楽町のよみうりホールに観にいったのが、つい先日のような気がします。


まさに、光陰矢のごとし、睾丸玉のごとしで御座います。


僕が始めてなぎら氏を観たのは、高校1年のときで、すごくマニアックな音楽番組の中で、葛飾柴又にバッタを見たという曲で、歌う部分はほんの僅かで、殆どが語りだった。


で、その語りの部分がすっげー面白くて、名前を覚えてしまった。


とは言っても、その当時は、近所のレコード屋さんにも置いてなかったし、滅多にテレビに出ることもなく、クラスメイトの田村君がLP盤を持ってるというだけで、気が合ったくらい閉鎖的存在だったよね。


それでも名前を気にし始めると、テレビやラジオの番組蘭で年に何度かは名前を見かけて視聴したのだが、例えば、先の葛飾柴又にバッタを見たという曲も歌うたびに、語りの部分が違ってた。


そんなわけで、歌手というより芸人に近い感覚で観てたんだけど、当時のフォーク系の人たちって、井上陽水や吉田拓郎等を除けば、殆どの人たちは、歌よりもトークで楽しませていたものだった。


当時は、真面目な学生だったこともあって、数こそ多くは観てないものの、その系統のコンサーでは、演奏中に、寝る、ゲロを吐く、酔って呂律が廻らない、そのままブッ倒れて運ばれる、放送禁止用語をただただ連呼する、野次った客に殴りかかる、客の「帰れ!」の野次に1曲も歌わずに帰る、、、等、今となっては伝説のシーンを直視してきた。


数少ない回数で、これだけの場面に出会ってるのだから、もっともっと凄い伝説も有ったことでしょう。


昨今で、もしこんなことをしたらどうなるか?


そういう意味では、おおらかな時代だった。


だからこそ、そういう逸話が伝説となって語られるわけで、そういうものを実際に観てきた僕らにとっては、貴重な話のネタにもなってるわけ。


こういうご時世というか時代になってしまったが故に、そういうおおらかな部分が許されなくなってしまって、語り告ぐ伝説もなければ、話のネタもない寂しい世代が生まれたのも仕方が無いことなのかも。


丁度その頃、花の応援団がブレイクしてて、役者しゃのぅ~の決め台詞で有名(当時は)な薬痴寺先輩の役をなぎら氏がやったんだけど、これがアニメそっくりだった。


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最後にライブを観たのは、神田パンセホール(だったと思う)の閉館が決まった後で、70年代にフォークの殿堂?だったホールに別れを告げるとか何とかのイベントで、何人かの人たちが日替わりでコンサートをしたときだった。


僕としては、70年代を髣髴するような、悲惨な戦い
葛飾にバッタを見た等のネタ物を期待して行ったんだけど、トークこそ面白かったけど、歌の方は、よみうりホールで見たときと同じ、至って真面目なC&Wをやってた。


そうそう、風貌やトークからは想像が出来ないけど、結構、ギターも上手いんだよね。


フォークシンガーなんだから、当たり前といえば当たり前だし、キャラがキャラだけに、誰もギターのテクニックなんか気にもしてないんだろうけど、先入観なしで観たら、至って真面目なC&Wのステージだし、バックメンバーもなかなかの顔ぶれ。


よみうりホールで行われた25周年記念の時は、そこそこ見覚えの有る方々も客席に居たような。


そういえば、よみうりホールという会場とも古い付き合いだ。


なんてったって、40年くらい前に、木馬座の公演でケロヨンを観て以来だし。


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その後も、木馬座と同じ被り物劇?の劇団飛行船の公演を、ここでずーっと観続けてきた。


或る意味、僕が童心になれる原点がココに有るのかもしれない。


30代になっても、40代になっても、何時も昔と同じ気持ちで観る事が出来た。


けど、10年位前に、後ろの席の子供が母親に、前の人が大きくて見えない、、、と、グズってたのを聞いちゃってから、違う意味で遠慮するようになっちゃったけど。


毎回、先行予約で申し込んでたので、頼みもしないのに気を使って良い席を獲ってくれてたので、かえってそれが仇となった感じね。


まあ、そんなことはどうでもいい。


そういえば、彼是十年くらい前だろうか、なぎら氏が何処かで年下の演歌歌手に、侮蔑的なことを言われたと涙ぐんでたことが有ったっけ。


演歌歌手って奴は、同じ畑の歌手が相手だと、芸暦が何年かを確認すると掌を返したように上下関係が出来ちゃうくせに、アイドル系は勿論、フォークもロックもイロモノ扱いする奴が多かったので、年齢でも芸暦でも遥かに上のなぎら氏に対し、平気で侮蔑的な発言をする奴が居ても驚きゃしない。


まあ、歌手デビュー40年といっても、食えなくて猫車押してた時代を差し引けば、もうちょっと少ないとは思うけど、、、にゃー


それはさておいて、早く、演歌なんてものは、此の世から消えてなくなって欲しいものだ。爆弾


ということで、なぎら氏のDVDどうしよう?


って、勿論、買いますが、、、