1958年1月31日、宇宙開発でソ連に遅れていたアメリカが人工衛星 エクスプローラ1号の打ち上げに成功した。
人工衛星 エクスプローラ1号
ちなみに、これは、僕のエクスプローラ1
初のお披露目かな?
人工衛星の打ち上げは、1957年10月のソ連のスプートニク1号が世界初で、1965年にフランス、1970年に日本、中華人民共和国がそれぞれ成功している。
世界初の人工衛星 スプートニク1号
当初は軍事、科学などが目的だったが、航海、測地、気象、通信にも利用され、通信衛星によるTV放送は、現在&未来の生活には、無くてはならないものになってます。
この日にちなんでかどうか未確認なんだけど、1967年の1月31日、イギリスのBBC(国営放送局)が世界31カ国に衛星生中継番組「アワ・ワールド」を放送し、最後に、ビートルズが新曲のオール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(愛こそすべて)を演奏した。
オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(愛こそすべて)
その際、番組に出演した歌手&ミュージシャン全員がコーラスで参加したのだが、その中にミック・ジャガーとキース・リチャードが居たことが結構話題になった。
いずれかのバンドに詳しければ、既にご存知かと思うが、ビートルズとローリング・ストーンズ(以下、ストーンズ)は、イメージ上では、犬猿の仲のように思われていたが、実際は、かなり仲が良かったんだよね。
というのも、元々が無名のストーンズをビートルズの誰かが、ビートルズの宣伝担当だったオールダムに推薦したことが切っ掛けで、オールダムがストーンズのマネージャーになり、その後、ストーンズを売り出す為に、ビートルズとストーンズを優等生と不良のような両極端なイメージを作り上げたり、レコードの発売日をかぶらないように連絡を取り合ったりしてたことは有名な話。
術中にはまったファン同士だけが、互いにライバル意識や敵視しあったりで、過剰にヒートアップさせられたわけなんだけど、それらは、全て相乗効果を狙った計算だったわけだ。
まあ、この手のものは、スポーツなんかでも良く観られるもので、かつてヒール(悪役)ぶりをいかんなく発揮してたザ・デストロイヤーが未だ客を入れていない試合前の体育館で、ジャイアント馬場と仲良くキャッチボールをしてたなんてことも珍しい話じゃないようです。
ところで、一昨日のTBSで放送された 『 バチカンに眠る織田信長の夢 』 って番組を観た?
前宣伝では、信長の"死の謎"を再現ドラマとドキュメンタリー、スタジオトークで説き明かす歴史ミステリーなんてハッタリかましてたけど、実際に放送された内容には、歴史的な新説で裏ずけや根拠に至るものなんかビタ一文無く、わけのわからない作家や全く知識も関係もない外人をあたかも承認の如く扱ってたが、実際には、誰一人として、先の裏ずけや根拠に至る発言がされていない。
本質に迫るようなところまで言っておきながら、最終的には、どいつもこいつも 「 ・・・だと思います。 」 、 「 ・・・じゃないでしょうか。 」 、 「 ・・・であってもおかしくない。 」 って感じの憶測発言で、その言葉の裏ずけに当るものも、こじ付けのようないい加減なものばかりで、根拠とか証拠に成り得るデータもなし。
結局は、安土城が描かれてる屏風がバチカンに有るという話だけで引っ張っておきながら、それを見せもしない。
なんでも、その屏風が本物かどうか確認中と言うことなんだが、だったら、それが本物と判ってからやるべきことであって、事後がどうなろうとも数字(視聴率)を取っちゃえばシメたもの、やったもん勝ちって感じが丸出し。
安土城の形や色彩を立証する絵や文献は、何ひとつ残っていないわけだから、もしその屏風が本物だとしたら400年以上の謎が解明されちゃうんだから凄いこと。
フレコミでは、ドキュメンタリーという言葉が書かれているが、紹介した中の新説で、ドキュメンタリーだったのは、ニセモノが本物か判らない安土城が描かれている屏風が発見されたということだけだし、番組内では、その屏風さえ観せていないから、もしニセモノだということになったら、何時もの如く、何も無かったかのように知らん顔しちゃうんだろうね。
っていうか、現段階では、この屏風がニセモノが本物かという以前に、本当に実在してるのか、調べられているのかも怪しいもんだ。
単なる加藤雅也の間抜けなコスプレ番組だった。
番組紹介では、かなりノリ気で請けたと書かれてたが、加藤雅也という男は、この仕事の内容を把握した上で、ノリ気で請けるほど馬鹿なんだろうか?
それともギャラがよくてノリ気だったか?
総括すると、ハッタリだけで中身が無いバッタ屋商売的な番組って感じで、さすがTBSだと思ったね。
あんな酷い番組を観せられて、怒らない人が居たら、この国のメディアに未来が無い・・・っていうか、他局もやってることは、目糞鼻糞状態で、既に末期症状を通り越して死滅直前だ。
僕は、もう二度とTBSのこの手の嘘ドキュメンタリー番組は、観ないことを・・・というか、以後、観るに及ず!と、肝に銘じた。