年に1度どお誘い? | 流離のロマンチストかく語りき

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何か書けと言われても、何と書いたらいいのか、、、、

とりあえず、暇な方は、ちょっとだけでもお立ち寄りくださいね。


タイトルを読んで、怪しい宗教団体や儲け話の勧誘を想像された方、正解です。


実は、昨日の夕方、1年に1度くらい声を掛けてもらって、飯を奢ってもらってるメディア関係の人(役職は秘密ね)が居るんだけど、近くに来たので久々に飲みないかと言う。


彼と最後に会ったのは、まだ藤沢に居た昨年の春先で、叙々苑に招かれて以来になる。


それにしても昨年の暮れに引越しをして、新たな住所や電話番号を教えていないし、電話帳にも載せていないのに、なんで?って言ったら、だから探すのに苦労しましたよ・・・だって。


まあ、よーく考えれば、夜逃げしてきたわけじゃないわけだから、前のマンションを尋ねて管理人に話の筋を通せば、連絡先くらい教えてもらえるよな。


この業界の人間は、おおよそ調子がいいものだけど、折角尋ねてくるには、それなりの訳が有りそうなのは、ミエミエだし、その訳が何だかも判ってるんだけど、最寄駅まで来てると言うし、カミさんも仲間の送別会で遅くなるというので、暇潰しを兼ねて招かれることとなりました。


で、結局は、飲みながら各局の視聴率を上げたテレビ番組の悪口を散々聞かされ、OOちゃん(僕の業界での呼び名)は、どう思う?とか、OOちゃんだったら、そうしないよね?と振り出して、そうだよ、OOちゃんは、戻るべきなんだよ!とかその才能を埋もれさせちゃバチが当るよ!とか、毎度毎度の僕の弱い褒め殺しの言葉を連発。


成り行きについては、秘密ということにしておいて、お互いに酔っ払った同士での面白かった話をしましょう。


最近のドラマについて話したときだったんだけど、ネットで湧いた話を元に作られた電車男が、よほど悔しかったみたいで、あんな感じのものってないか?という話になった。


thomas.jpg
写真左が電車男(嘘にひひ



僕も酔ってたし(記憶はハッキリしてるけど)、仕事なんか受ける気も無く、愚痴だけ聞いて帰ろうと思ったので、適当にアシらって、 「 電車男に対抗するなら、凡才の作家ならバス男とか渡し舟男とかのバッタモノ路線を狙うでしょうが、僕なら電池男だね 」 と言ったら、酔って寝ぼけてた目がパッと見開いて 「 それそれ! 」 ってノリノリになってメモを取りはじめた。


以下は、その時の遣り取り。


アッシ 「 優秀なロボットのような超人男が、一定時間を過ぎると、突如ダメ人間に戻ってしまう電池式サイボーグの話 」

某・氏 「 素晴らしい! それでそれで? 」

アッシ 「 そのサイボーグは、宇宙開発局が試験的に制作したものなんだけど、まだ不完全だったものを産業スパイに盗まれて、北朝鮮でプロトタイプを制作したんだけど、脱北したエンジニアが密かに持ち出した。 」

某・氏 「 いいねいいね、それで? 」

アッシ 「 電池を入れて3分間だけスーパーマンに変身! 」

某・氏 「 素晴らしい・・・けど、なんか聞いたことがあるような・・・ 」

アッシ 「 じゃあ、電車男じゃなく 」

某・氏 「 じゃなく・・・(ゴクリ) 」

アッシ 「 花電車男つーのは? 」

某・氏 「 花電車? 」

アッシ 「 ポコチンで絵を描くとか、ケツでタバコを吸うとか・・・ 」

某・氏 「 面白いけどさ・・・放送できるか? 」


と、まあ、こんな馬鹿な話をしながら3時間も飲んでました。


ちなみに、彼は、誰もが聞いたことのある番組を制作してた大御所です。


今回は、ピッチが早かったせいか、後半は、しょうもない馬鹿話で終わってしまったお陰で、無理を頼まれずに済みました。


昨日のメニュー

kinmesasimi.jpg
  simaaji-sasimi.jpg
  金目の刺身         しまあじの刺身

kinkinituke.jpg  tenpuramoriawase.jpg
  キンキの煮付け       天麩羅の盛り合わせ

takokaraage.jpg    jizake-koikawajunmaiginjo.jpg
         たこの唐揚げ          鯉川純米吟醸


ゴチになりました。



奢られっぱなしというのは、性に合わないので、近いうちに電話かメールが入るだろうから、1年に1回くらいマジで引き受けてあげよう。


勿論、電池男花電車男じゃないよ!べーっだ!


そんなわけで、僕も滅多に酔わないんだけど、この日は、なんかお互いに、酒のまわりが良くて、店を出た9時過ぎには、ヘベレケ。


タクシーで帰って、寝室に入ると倒れこむようにして泥酔。


目が覚めてみたら午前3時・・・で、それから今コレを書いてます。


正直な話、仕事で他人と関わりを持たなくなって長い年月が経っている。


彼のような馬鹿話の延長上で、煽てられながら気持ちをノセてもらえると幾らでもイマジネーションが広がって行くんだよね。


この世界に身を於いて、正直なところ堕落したり、退化してゆく自分を目の当たりにする日々を送っていると、文学でも音楽でもテレビやラジオでも一般教養でも、掘り下げてくれる人や思い出させてくれる人との関わりが殆ど無くなっている。


興味が無い人や知らない人には、何のことだか判らないような話を熱く語り合ってるうちに、少しずつ忘れかけてた記憶が戻ってきて、先ほど、1970年代の夜のミステリーラジオドラマのページに幾つかを追加した。


凄くマニアックな世界で、何処にもリンクを張っていないにも関わらず、毎日10人前後が覗いてくれてるようだ。


ということで、酔いは覚めてるんだけど、まだお腹が一杯で苦しいので、興は、この辺で終わらせていただきますね。


最後は、美穂子嬢をパクって・・・


今日のBGMより

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「 忘れたいのに/北川とみ 」 (1976)

記憶が正しければ最初で最後のアルバムで、シングルカットのあじさい寺が収められている。

kitagawatomi-epajisaidera.jpg
あじさい寺


浅草ロック座の帰りに、偶然野外ライブに出くわして一目惚れした。

  solo.jpg
昭和52年に撮影されたものらしい。


ということで、また。