消えて欲しい醜悪イベント | 流離のロマンチストかく語りき

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何か書けと言われても、何と書いたらいいのか、、、、

とりあえず、暇な方は、ちょっとだけでもお立ち寄りくださいね。


他番組のCM中に垣間見たんだけど、年間売り上げ76位一剣(氷川きよし) レコード大賞というんだから、さすがTBS!


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亀田兄弟の一件で、あれだけ叩かれていながら、それでも懲りずに平然と遣り過ごす姿勢と言うか体質は、元を辿れば、レコード大賞の歴史そのものなんだよね。


あまり古い話をしても記憶に無い(というか生まれて無い人もいるし)だろうから、比較的最近の話をすれば、歌手だけでなく作曲家や作詞家連中も音楽業界の各部で権威&役職を持ってる連中が多かったこともあって、やや落ち目になりかけてきた演歌界を盛り上げようとする為に、1991年に空前のヒットとなったKANを大賞から外すわけにいかず(一説には、コイツも何かコネ持ちだったらしい)、ポップス・ロック部門歌謡曲・演歌部門を分けて、長らく無冠の帝王?だった北島三郎に、翌年は、大月みやこが受賞したのだが、大物なら売れなくても簡単に獲得できる弊害を露呈してしまい、視聴者に明確な存在意義を示せないまま、創設後3年で早々に廃止された。


要するに、長いものに巻かれるとか強いものにシッポを振るどころか、機嫌取りの為にレコード大賞という名前だけは、ごたいそうな賞を献金ならぬ献賞?して、視聴者が不信感を持ち始めて、それが数字(視聴率)に表れが始めると、明確な存在意義を示さないまま何事も無かったかのように撤収!


まあ、この先、亀田親子との関わりも、同じようなことになるのが目に見えてるね。


1993年まで続いたポップス・ロック部門歌謡曲・演歌部門を再統一した1984年は、CHAGE&ASKA虎舞竜等、近年稀に見るミリオンヒット豊作の年だったが、なんと! レコード大賞を受賞したのは、年間売り上げ100位にも入っていない香西かおり無言坂だった。


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しかも、その年の司会者の宮本亜門が、受賞するまで、この曲を全く知らなかったというエピソードもある。


1994年は、年間シングル売り上げ1位ののinnocent world(ミスターチルドレン)が受賞し、表面上は、問題がないように思えるが、実は、この曲の受賞の裏には、審査委員が審査をストライキする異常事態の結果だった。


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前年の香西かおりの受賞で、危機感を抱いた大手芸能事務所(ご想像にお任せします)が、ある歌手を受賞させるよう圧力をかけ続けたため、嫌気が差した審査委員が揃ってミスターチルドレンに投票し大賞受賞となったのだが、背景&経緯を知ったミスターチルドレンサイドが欠席。


コイツを選べ!と言われて、それに嫌気をさした連中が、あんな奴の言うことを聞くくらいなら、コイツの方がマシ・・・という単なる反抗の意思表現だけで選ばれたミスターチルドレンも、欠席なんて中途半端な態度じゃなく、生本番の途中で辞退でもすれば、メチャクチャ格好良かっただろうに・・・


その後もエイベックスの積極的な協力?をもとに、エイベックス専属の連中の独壇場となるのだが・・・まあ、この先を書くと、まだ記憶に新し過ぎるということで血なまぐさいことになりそうなので辞めておきましょう。


かつては、視聴率50%を超えたことも有った、NHK 紅白歌合戦と双璧の大晦日の一大イベントも、ここ数年は、10%をやっと超える程度になってしまったことが、世間からは、もうお呼びじゃない!の表れだってことに気が着いているのか、いないのか・・・



そういえば、日テレでは、ダンス甲子園なんてのもやってたね。


その昔の元気が出るテレビで一時は、結構ブームになったんだけど、面白い奴が多かった。


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最も完成度が高かったのがLLブラザースという双子(だったような?)で、後にプロデビューするもパッちしないまま消えちゃったけど、風の噂では、数年で足を洗って、中古車販売をしてるとか、今でも細々と活動してるとか、諸説あるようですが未確認。


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LLブラザース



当時としては、高校生にしては、レベルが高いという評価だったけど、考えてみれば、中学や高校で既にプロとして仕事をしてるダンサーも居たわけで、素人の中、高校生の中という枠の中では、図抜けていても、プロの世界に入ってしまえば、この程度に踊る連中なんてゴロゴロ居るわけだから、元気が出るテレビのダンス甲子園で優勝という肩書きだけでは、通用する世界じゃない。


イロモノ系では、メロリンキュー!山本太郎どすこい同窓会が面白かったね。


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       山本太郎            どすこい同好会



殆どが番組での人気を勘違いしちゃって、いい加減な事務所の誘いに乗って人生を狂わされてしまう中、山本太郎だけは、そこそこ今でも活躍してるようですね。


どすこい同好会は、踊ってる最中にマワシが解けちゃったり、MCハマーが来日した際、その前でボーグを踊って見せたら、Like it! Like it! と大ウケしてたっけ・・・


そういえば、紅一点(と言っていいのかどうか?)今きた加藤も人気者だったけど、その後は、覚せい剤で捕まったり、ゲイ系ビデオ制作に関わって未成年を出演させたとして捕まったり、かなりアナーキーな人生を歩んでるようです。


ちなみに、先の加藤が未成年の若い男に出演交渉を持ちかけて、人気の無いところでオナニーさせるビデオのシリーズは、何故か何本か持ってます。


断っておきますが、僕は、ソッチの気は、まったく有りませんし、買ったわけでもありませんよ。


誰かからニューハーフ物のビデオ(市販物ですよ)を1箱(40本くらい入ってた)を貰った際に、その中に偶然入ってたんです。


お礼に裏物を何本かあげたら異常に喜んでくれたっけ・・・


ついでの話になるけど、元気が出るテレビ東大に入ろうね会というコーナーで、広瀬君という奴が2年連続で出演(つまり前年落ちた)して、結局は、2度目も合格できずに滑り止めで受験した慶大に已む無く入学するという結末だったんだけど、覚えてるかな?


その広瀬君は、今から7年前にスキー事故で亡くなってるそうだ。


まあ、俺も殆ど受験勉強なんかしないで入った大学だが、全国ネットのテレビ番組内で、大々的に東大に落ちたから泣く泣く入ったなんて言われれば、僕でさえムカついたんだから、幼稚園や小学生のときから馬鹿高い授業料を払ってきたお受験組や友達や彼女も作らず勉強一筋で頑張って入った奴等からすれば、ぶざけんな!って思ったに違いない。


僕は、ちょっと違った意味・・・つまり、何が何でも東大が最高と思ってる奴等が嫌いだった。


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正直、僕の周りにも東大卒でチヤホヤされてた奴が結構居たけど、さすが東大!と思わせてくれる人に出会ったこともなかったから劣等感なんて微塵も感じたことが無いしね



1年の最後の最後ということで、ちょっとだけ季節物を・・・


大晦日だけは、子供の夜更かしを大目に見る傾向があるが、これは、大晦日から元旦にかけてをオオトシとかトシノヨといって、心身を清め、眠らずに夜を過ごすという習慣があったからなんだそうだ。


大晦日の晩に寝てしまうと、白髪になるとかシワができるという言い伝えもある。


ところで除夜の鐘は、何故108回撞かれるかご存知かな?


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この鐘は、違うような・・・べーっだ!



それは、人間の六根のそれぞれに、苦楽不苦不楽があって18類、この18類それぞれに、があって36類、この36類を前世今世来世三世に配当して108・・・で、それを人間の煩悩の数を表すとされているからなんだってさ。


また、の数が12、二十四節気の数が24、七十二候の数が72・・・で、それを全部足した数が108で、1年間を表しているとの説もあるが、いずれも数こそ108だが鐘を撞くことの意味としては、イマイチ良く解らないんだよね。



さてさて、いよいよこれが2006年最後の更新です。


次にお会いするのは、2007年ですね。


月並みですが、皆様、いいお年を!


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って言わなくても、皆さん、もういいお年?にひひ