ヤンキー、田舎ジイさんを襲う? | 流離のロマンチストかく語りき

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何か書けと言われても、何と書いたらいいのか、、、、

とりあえず、暇な方は、ちょっとだけでもお立ち寄りくださいね。


昨日の亀田兄弟の試合は、前にも書いたが、興味なんか微塵も無かったんだけど、観てた他局の番組がCMに入った間だけ、何気なく覗いてみたら大笑いしちゃった。


亀田大樹と戦うモハマド・サディックという選手については、以前にも書いたとおり、肩書きが元インドネシア・ミニマム級王者で、現・同国Lフライ級4位で、戦績が56戦40勝(16KO)12敗4分けのとなってるが、実際は、元・チャンピオンどころか7戦0勝6敗1引き分と、1勝もしていないだけでなく、最後にリングに上がったのが1999年の4月5日で、7年以上のブランクがある選手だ。


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それらを百歩譲って観たとして、入場した同選手の体つきは、農業で頑張ってるの田舎の爺さんって感じ。


で、ゴングと同時に、養老院のヨレヨレ爺さんをヤンキーが虐めてるような悲惨な内容。


あれじゃいくらなんでも酷すぎる。


よくもまあ、あんな試合を組んだものだ・・・というより、あんな選手を連れてきたものだと、ただただ呆れるばかり。


亀田興毅ランダエタの試合も笑ったね。


ランダエタが前の試合のように、誤って当てちゃいけないと気を使って戦ってました。


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はっきり断言しよう、あの試合は、八百長だ!


ある程度ボクシングの試合を観てきた人なら、前の試合と今回の試合を見比べてみれば一目瞭然だ。


亀田が戦法を変えたとか、進歩したとか言ってるようだが、実際に変えたのは、ランダエタの方だ。


つまり、相手に攻撃をさせてポイントを取らせ、誰の目にも納得できるような判定負けをしなければならない為、前の試合のような4回戦ボーイ並みの防御重視の構えでなく、攻撃的な戦法に変えさせたというだけのこと。


本来ならリスキーな戦法でも、相手がカウンターを狙ったり、アグレッシブに攻撃を仕掛けてこない・・・というより、負けてくれる約束をしてくれてるのだから、幾らだって攻撃主体で戦えるって。


それでもランダエタKOされなかったのは、八百長こそ引き受けたもののKOされる条件だけは、拒んだのかもしれない。


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何ラウンドだったか、ガードがガラ空きの亀田に本能でパンチを出そうとしちゃって、慌てて寸止めしてたのには、苦笑しちゃった。


殆ど当ってもいない亀田のラッシュにも、ただただジッと我慢して手を出さなかったし、なんとか亀田を勝たせつつ、自分のプライドも傷つけないで済ませて大金をゲットしたランダエタの千両役者ぶりだけが際立った試合でした。


でもさ、今回の判定は、誰の目にも亀田の勝ち・・・で、今度こそ決着が着いた!なんて、おめでたいこと言ってる馬鹿も居るけれど、そもそもこの試合は、前回の試合のように、判定がどうこういう次元を超えた八百長なわけで、判定の正当性の論ずることに摩り替えてしまって、前回の試合以上に非難されるべき部分からフォーカスをズラそうとしてるのがミエミエ。


それにしてもリングサイドやアリーナ席の客を見たかい?


9割以上が、グレイや紺系統の地味なスーツを着た5、60代のオジサン&お爺さんばかりで、どんな場面でも全く熱狂もしなければ、ろくな拍手も喝采もなく無表情のまま。


僕も今まで、ボクシングを含めて数多くの試合を観てきたけど、こんな客層や反応は、観たことがない・・・というより、とてもボクシングを観に来てる人たちじゃない。


相当数のチケットが売れ残った話は、聞いていていたので、殆どがTBSかジム&スタッフサイドのシコミなんだろうれど、ボクシングの試合が観たくて来た人たちとは、どうみても異質で、何処かの政治団体か宗教法人の集まりみたいで薄気味悪かった。


それにしても解説してた鬼塚の悲しいこと。


完全に金で魂を売り渡しちゃってるって感じ。


畑山や竹原は、前回の試合に加担したお陰で、相当のバッシングをされて懲りたからなのか、それともジム側の意図なのか、今回の解説席から外されて、聞いたことも無い奴が加わってました。


なんか醜いものを観た後の不快感だけが残ってしまって、とても気の利いたネタを書けそうも無いので、今日は・・・というか、今日も早々に撤収させていただきます。