女神様のお話 | 流離のロマンチストかく語りき

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何か書けと言われても、何と書いたらいいのか、、、、

とりあえず、暇な方は、ちょっとだけでもお立ち寄りくださいね。


僕が人生をセミリタイヤして2年が経ったけど、とりあえずながら完全リタイヤしても食うに困らない基盤が出来てるので、都会を離れて田舎に住み、菜園付きの家でも買って、和の心がわかる柴犬を飼いながら、を育てたり果物野菜を栽培して、ターシャ・チューダーのような余生を送ってもいいかな・・・と、言ったら、カミさんが猛反対・・・で、あえなく撃墜。


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まあ、今日は、そんな話をするつもりじゃないので、サッサと本題に入りましょう。



と言うことで、今日のお題目は、出世しそこなった?女神様の話です。


既にご存知の方も多いと思いますが、太陽系四大小惑星セレスケレス)、パラスジュノーベスタのうち、最大のセレス惑星に昇格するかも・・・という話がロハになってしまいました。


国際天文学連合(IAU)が定めた 「 十分な質量があってほとんど球形になり、その領域で特に大きいもので、恒星や衛星以外の天体 」 という惑星の定義に基づけば、2003年に米国の研究チームが見つけた新天体2003UB313(直径2400キロ)、冥王星衛星とされていたカロン(同1200キロ)、小惑星セレス(同950キロ)の3天体が新たに惑星となり、太陽系の惑星が12個になる可能性があるとして注目を浴びてました。


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しかし、終わってみれば、新たに定義として付け加えられた 「 軌道周辺地域で圧倒的に大きい天体 」 を理由に冥王星を今までの惑星と異なる矮(わい)惑星として太陽系惑星から除外し、予定にされてた3つの天体の惑星昇格も全て夢と消えてしまったようです。


冥王星は、より大きい海王星と軌道が一部重なるうえ、2003年に発見された2003UB313など同等規模の天体が周辺にあるため、新たに加わった項目を満たさず、惑星から外されることになりました。


当初の定義で惑星に昇格する予定だった小惑星セレス2003UB313も、同様の理由で惑星とはみなされないという結論になったようです。


そんなわけで、太陽系惑星は、水星金星地球火星木星土星天王星海王星の8個となったわけで、僕らが学生時代に習った常識が、またひとつ変わってしまうわけですね。


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太陽系



歴史のように、新たな発見によって新事実が解明されることによって書き換えられるのならまだしも、学者同士の勝手な見解だけで定義を変え、それによって教科書が書き換えられるなんて、ちょっと納得できないよな・・・


冥王星を加えて成り立っている占星術とかは、どうなるんだろうか?


まあ、そんなことは、どうだっていいや。


個人的には、地球から比較的身近な小惑星セレス(ケレス)の惑星昇格は、喜んでいたんだけど残念です。


小惑星セレスは、冥王星より1世紀も前の1801年に発見されていて、ボーデの法則に従って、地球を含めた他惑星と同様に定位置に座っていて、これまで小惑星などと差別扱いを受けたこと自体心外だった・・・と、熱く語る天体マニアがいるくらいファンが多い星だ。


セレスという名称は、ギリシャ神話ケレス(Ceres)を英語読みしたもので、シシリー(シチリア)島の守護神である女神セレス・フェルディナンデにちなんで付けられた。


ローマ神話の農業の女神様で、ギリシア神話では、デーメーテール(Demeter)に対応する。


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女神セレス・フェルディナンデ



彼女の娘プロセルピナ(ペルセポネ)が冥府の神プルトン(ハーデス)の嫁に無理やりさせられてしまい、嘆き悲しんだセレスは、農作物を作らなくなった為、仕方なくプルトンは、一部期間だけ娘を冥府に呼ぶだけにした。


その期間が農作物が作れなくなるというわけである。


この神話は、通年して冬同然の寒帯&冷帯地域や、逆に、通年して真夏同然の熱帯地域では、理解されない神話ですね。