EMF AUDIO SEQUEL2
KRELL S-300Iのボリュームのノイズがどうしても気になるので1回メーカーメンテしてもらう事になりました。 サブシステムのアンプが不在になるので以前から聞いてみたかったので購入しました。
オーディオに詳しい方でも聞いた事がない人が多いメーカーだと思いますが、TSインターナショナルが輸入販売しているイギリス製アンプです。
元はCREEK AUDIOの過去にあったシンプルなプリメインアンプの正式な後継機です。
以前CREEK 4240を使っていた事もありもう一度聞いてみたくて購入しました。
CREEK 4240は日本製アンプにはない音楽の楽しさを教えてくれたアンプでした。
持った感じは非常に軽くこんなに軽かったかなと。
安いので中国製かなとおもいましたがフロントパネルにイギリス製であることが表示されていました。
パネルの色はシルバーで荒い処理なのが残念ですが右隅にはDesigned by MIKE CREEK.の文字があり、その横には続けてMade in the UKの文字があります。
内部を見るとシンプルそのもので基板の形状は異なりますが大きい部品の配置と設計はそっくりです。 大きな違いはトーンコントロールが追加されていてマークもかわいいです。
全体的におおざっぱな造りは値段なりでリモコンもないです。 まるでサードパーティー的な製品で残念ながらその質感からは所有する喜びは感じられません。 音楽を楽しく聴かせる機器としての最低限実用レベルの価値を維持している様子。
こんなだったかな~と過去の記憶を辿りながら聞きました。 エージングもまだなので変わってくるかもしれませんが、今のところ弾力のある低音とシャキッとした高音が特徴です。
CREEKもそうでしたが分解能は大したことなくその意味では国産機のローエンドモデルに負けるかもしれません。 でも、ピアノトリオなどは非常に楽しく雰囲気良く聞かせます。 ポップな弾むような音楽も得意です。
フルレンジのような駆動力を要求しないスピーカーに向いていそうです。 スピーカー出力にはリレーが設けられているのでポップノイズも出ず改善されています。
最近ではあまり手に入らなくなった細かなことに拘らず音楽を楽しむことのみに着目し古いものでもいいものは残そうとした珍しい機器です。