「頭がいい」とは…? | 地方都市マニアNのブログ

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たまに歴ヲタネタも書くかも。

私は一応東京工業大学なんていう、世間的に見たら高学歴といわれるところに身を置いているもので、
自分の大学名を言うと、(知っている人には)「頭いいんですね」と感心されます。
まあそれ以前に、知名度が壊滅的に低いから、8割の人は「あっそう」って反応ですがw

だけど、自分の能力を分かっていて、なおかつあの大学に5年も身を置いていてつくづく思うことは、
「高学歴=頭がいい」
ということでは決してないということです。

このごろ思うことは、「頭がいい」にもいろいろあるということです。
いい大学に入れているということは、情報処理能力や理解力、暗記力なんかが優れていることは確かでしょう。
だけど「頭がいい」の尺度はそれだけじゃない。
「頭がいい」の本質は、そんなことではない。
「学者バカ」という言葉が、一番端的にそれを表しています。

発想力、機転、気配り、常識や良識、見識の広さ、感性、人格、生活力 etc
こういうのが、本当の意味での頭の良し悪しを決めるなんだろうな、と思います。
学歴というのは、学力のレベルを担保しているものに過ぎなくて、こういう「本当の意味での頭の良さ」は何も保証していません。
あの大学にいて思うことは、学力的な意味で優秀な人というのは、確かに頭もいい場合が多いことは間違いなさそうですが、しかし私のようなボンクラも沢山いるというのが、実際のところです。

おれなんかひどいもんです。
口下手、頭が固い、機転も気配りも全く利かない、精神年齢は中学生、凶悪なぐうたら、生活力皆無…

恥ずかしいからもう二度と書きませんが、
穴の開いたカバンや靴、ヨレヨレになったTシャツなんかをいつまでも使っていて、妹にいくら言われても自分で買いに行く気もないもんだから、見かねた妹が自分たちで買ってきてくれるか、妹たちに無理やり買いに連れて行かれるかしないと、自分の身の周りのものも買いませんw
散髪も、妹たちに言われるまで行きませんw
部屋は芸術的なゴミ屋敷ですw

いやほんとにバカなんですよ。
相当な天然ボケだしw


逆に学歴がなくても、すごく頭のいい人は沢山いますよね。
高々大学生の分際で、社会を知った気になっていたら笑われてしまうでしょうが、それでも当たり前のことですが、高校時代と比べたら、いろいろな立場の人と関わる機会は格段に増えました。
大学生を5年間やっていただけでも、「これが同じ人間なのか…」と思うような出会いや体験が山ほどありました。
そしてそれはほとんど、あの大学の人間以外の人たちでしたね。
このブログを読んでくれているであろう人たちの中にも、沢山います。

東工大というといろいろな偏見を持たれていますがw、
あの大学にいるような高学歴の人というのは、何だかんだ常識的で懐が広く、しっかりした人が多いです。
ごく一部、本当に天才肌になるとブッ飛んだ奴もいますがw
それは当然のことで、やっぱりいい大学に入れるだけの学力を身につけるには、それなりに厳格で教育熱心な「しっかりした家庭」で育ってきていて、当人もまじめな努力家でないと難しいからです。

普通は。

おれが中学時代仲良かった奴らなんて、おれ以外全員Fラン高校に行って、今は何をしてるんだかわからないような連中ばっかりですからねw
いい高校に入った奴らは、おれのことなんか誰も相手にしませんでした。
つまり、僕なんて人間的にはそのレベルということなんですw
だからいまだに、あの大学にいる人たちは苦手ですw

しかし、大学の外も外で、ビックリするようなスゴイ人たちが山ほどいる。
というか、僕なんかから見ると大方の人は、何かしら尊敬に値する能力を持っているものです。
良い悪いは別としてw
悪知恵というか、この世知辛い世の中をずる賢く生きる能力というのも、僕から見たら十分羨ましい能力ですw


…別にオチはありませんがw
いや、最近大江さんが、僕に会うたびに「なっくんは頭がいいから羨ましい。私も頭よくなりたい」
なんてことをしきりに言うもんだからw
まあ、他に褒めるところが見つからないからでしょうがw

しかし僕の見たところ、あの人こそ相当頭いいです。
少なくとも、自分なんかと比べたら…

あの人は、文学・哲学的なことを深く考えられる人で、文章力も抜群ですし、常識や良識も申し分ない。
何より、あの感性は誰にも真似できない。
それでいて、てんね…(禁句)だったり、口下手で不器用で。
秀でているところと抜けているところのバランスが、個人的に最高にタイプなんですねw

僕は、政治がどうのとか、金勘定とか、地位とか名声とか、そういう下世話な話にガツガツしている女性は、ちょっと好きになれないんですw
自分自身が、まさにそういう人間だからこそ。

あの人には、そういう薄汚れた世界からは一線を画して、自分の感性と信念だけに忠実に、夢とか人生とかそういうことを、どこまでも追究・探求していって欲しいものです。
空を眺め、自然と音楽を愛し…。

僕は小説とか映画とか芸術とかいうものを全く受け付けない、無骨を絵に描いたような人間で、下世話なことにばっかりガツガツしている人間なので、あの人とは本当に対極です。
だから、大江さんとは話が合わないこと明白ですがw
だけど僕も、今のうちに少しでも視野を広げておきたい、という思いはすごくあります。
それを考えたときに、僕に一番欠けている部分を、あの人は全部持っている。

とにかく実学系の学部にいると、二言目には「で、それがいったい何の役に立つの? その議論に何の意味があるの?」なんて言われます。
僕も基本的にはそっち側の人間なので、言いたいことはよくわかるけど、歴ヲタとかそういう趣味もある身としては、そういうことを言い出す人間が本当に嫌いなんです。
本当はガチガチの文系人間なのに、ガラにもなくこんな大学に入り、この一年卒論で四苦八苦してみて、改めてウンザリしました。


そんなことに秀でているよりも、もっと人間として深みや面白味があること方が、よほど意義があると思う今日この頃です。
その点で、自分は絶望的なくらい底の浅い人間な上に、もはや自力ではどうしようもないので、大江さんのような女性を心から求めているんです(´□`。)


立身出世してキミを幸せにすることは、おれが考えるべきことだ。
キミは一心に、その素晴らしい「自分の世界」を深め、広めることだけに心血を注いでくれればいい。
結婚しよう!!




…なんだ、いつものノロケ妄想日記かwww