安心相続・遺言の専門家
新宿の司法書士 福石です。
今日のテーマは「相続登記どんな書類を揃えればいいですか？」です。
相続による不動産の名義変更をするときには、書類を集める必要があります。
不動産登記は書面主義といいまして、提出された書類を確認してから登記をするからです。
被相続人（亡くなられた方）に関する書類
戸籍謄本
被相続人の出生から亡くなるまでの戸籍謄本が必要になります。
除籍謄本、原戸籍謄本（はらこせき）などというものもあります。
戸籍謄本を調べることにより、相続人が確定します。
戸籍謄本は本籍地の市町村役場で取得することができます。
婚姻や転籍などで戸籍の異動があるときは、それぞれの市町村で取得する必要があります。
住民票の除票または戸籍の附票
被相続人の住所を調べるための書類です。
被相続人の方が、不動産の登記簿上の住所に住んでいたことを証明することになります。
相続人に関する書類
戸籍謄本
相続人と被相続人とのつながりをがわかる書類になります。
例えば、相続人が被相続人の子供の場合、
相続人の父または母の欄に被相続人の名前が記載されています。
同じ戸籍の方がいるときは、相続人ごとに取得する必要はありません。
重複するものは１通で大丈夫です。
住民票
本籍、続柄などが省略していないものを取得してください。
戸籍謄本の本籍地と一致することを確認するためです。
遺産分割協議をしたときの書類
相続人が一人だったり、法定相続分で登記をするときは、これらの書類は必要ありません。
遺産分割協議書
相続人全員で話し合いをし、相続財産を誰が取得するかを決めた書類です。
印鑑証明書
相続人全員の印鑑証明書です。
遺産分割協議書に実印を押印します。
その印影が印鑑証明書の印影と一致することにより、本人の意思が確認できます。
不動産に関する書類
評価証明書
固定資産評価証明書、固定資産課税台帳記載事項証明書など役所によっていい方は違いますが、
手続をする不動産の評価額がわかる書類になります。
都内は都税事務所、その他の地域では役所の資産税課などで取得できます。
市町村の異なる複数の物件がある場合は、それぞれの市町村で取得する必要があります。
ご自分ですべての書類を揃えるのが難しいケースも多々あります。
そういった時は一度専門家にご相談ください。
ご自分でやり始めたが、結局専門家に依頼して良かったとおっしゃられる方も多いです。
お読みいただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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