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古語に、己に克って礼に複れば、天下仁に帰す、

仁をなす己による、人によらんやとあり。

己とは、手のわが方へ向く時の名なり。

礼とはわが手を、先の方に向くる時の名なり。

(二宮翁夜話)

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古いことわざに、自分の心に打ち勝ち、

相手に尽くすことを繰り返していけば、

世の中のすべてからの信頼を手にすることが出来る。

信頼は他人がこちらを向いてくれると思うのではなく、

こちらから相手を向くようにすることだ。

己というのは、自分の方に手を引き寄せることをいう。

礼というのは、相手の方に手を送ることをいう。

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愛情を手に入れたいなら、相手に愛情を与えることから

始めなければならないというのは、よく聞く説法。

手に入れたくないことばを相手に投げかけて、ブーメラン

で返ってきたら、またもやそれを倍加して投げ返すような

辛いループにはまっている人も多々いるようです。

欲しいものは、先に渡して、後で余裕を持ってもらおう。

欲しいときほど、我慢して、まずは相手が欲しいものを

まず聞いてみたり、自分が欲しいものを相手が欲しいと

思っていないかを聞いて、まずは最初に渡してあげよう。

譲り合いの精神なんて、幼稚園で学ぶようなことだけど

忘れてしまっている感情の中で、とっても大切ですね。

嬉しいループを作りたいなら、まずは相手に渡してから。

そうそう、そういえば高校で野球部の練習に勤しんで

いたとき、よく言ってた「しんどいときは他人を励ませ」は

魔法のことばだった。

お前が一番しんどいやろ、明らかに・・・と思うときにでも、

なぜか、他人を励ましていると、体力が回復するのだ。

あれは不思議だなあ。

本当に魔法のことばだと思う。

体力回復の魔法  「もうちょいや!頑張れ!!」