最後に、Windows Vista RC1のオレ的な総評を書くことにする。
まったく主観で書くつもりなので読み飛ばしてもオッケ。
Vista RC1を使ってみて思ったのは、効率やわかりやすさを重視しているということ。
一つの作業あたりに必要なクリック回数を考えてみると、効率が増していることがわかる。
また、グラフィックでも操作性が向上している。
そして、それと同時にセキュリティが強化されているということ。
重要な項目には必ず管理者の許可が必要になったり、不要なコンポーネントを極力カットしているあたりからその意図がうかがえる。
新規でパソコンを使い始める人たちにとって、これほど心強いことはないんじゃないだろうか。
また、あらかじめ情報を保持しておくことによってパフォーマンスも改善された。
検索にかかる時間などを見てみると、その違いはよく分かるだろう。
まぁこれらの利点の犠牲としてこれまででは考えられないハードウェアリソースを必要とするのだが。
確かにマシンの要求スペックは高いが、Vistaが安定期に入る頃にはそれもお手頃な価格になることを見越しているんだろう。
Microsoftだってバカじゃない。
むしろ一般ユーザが考えるよりいろいろなことを考えて開発を行っているはずだ。
95に基礎が固まり、98でそれを昇華した。
2000・Meではそれを飛躍させ、XPではそれまでやり残したことをすべて片付けた。
そしてXPまでやってきたことをキレイに整理し、完成した姿にしようとしているのがVistaなんだなと感じた。
おそらくVistaは今までで一番美しいWindowsOSになると思う。