時限爆弾、爆発(自爆) | いっそ、汁になりたい。

時限爆弾、爆発(自爆)

鼻血が止まんねぇ・・・


別にエロ本をムヒョっと凝視し続けたとか
チョコレートを力の限り食べたわけでもない。


ましてや裸体の女子が僕を誘惑したわけでもない。
そんなこと、一生に一度ぐらいあって欲しいよね。。


奴ら(鼻血)はマグマの化身のように湧き出してきやがる。
まさに命が躍動していると言ってもいいぐらい。


「オヤジにも殴られた事ないのに!」とか
アフロだかアムロだかのモノマネを
1人で楽しんでいたのだがすぐに飽きてしまう。


もうね、時はまさに世紀末。。


「それにしても止まらんな・・・」

「あぁん、このままじゃ失血死だわ」と
わざとらしく騒いでみても一向に回復の兆しは見せない。


まいったな。


しかも奥さん、聞いてよ。
狂おしいほどやばいんですよ。


何がって?


そうなんです。
さっきからくしゃみが出そうで出ないんですよ。

時限爆弾がいつ爆発してもおかしくない状態なんです。

爆発は1分後なのかそれとも10分後なのか。
はたまた不発で終わるのか。。


火曜サスペンスよりスリリングな展開。
取り合えず2時間以内には決着をつけるつもりだ。


で、もし爆発(くしゃみ)したら
間違いなく血も吹き飛びますよね。

ホント、大惨事ですよ。


ルイージが一生、マリオの影に隠れて
2番手であるのが明白なぐらい分かりきった事です。


僕はさながら小型爆弾を抱えて
敵軍に突進する命知らずの特攻隊長。

「死して敵を食い止める!」

そんな決意が容易に見て取れますよね。


なんにせよ、今
僕のかわいいお鼻に刺激を与えるのは得策ではない。


「心頭滅却すれば火もまた涼し」の精神で乗り切るのだ!


爆弾処理班の如く慎重かつプラトニックに
嵐が過ぎ去るのを待つ。


一方、脳内では・・・

兵隊「隊長!!くしゃみ誘発剤が攻め込んできました!!」

隊長「食い止めろー!!なんとしてでも!!」

兵隊「こいつら強すぎます!!」


ええ、僕は自分に対して
サディスティックスピリッツを有していますので
無事である片一方のお鼻に
ティッシュで作ったこよりを差し込んでおります。


いかん・・・!!

こりゃ、爆発する!!


・・・
・・・・

フェーックショイーーィン・・ヌ!!


その瞬間。


お鼻に詰め込んだティッシュと言う名の爆弾は
猛烈な速度であらぬ方向へ飛んで行き、
さらに血という散弾が自由奔放に飛び回る。

一歩、間違えれば傷害事件の現場。


「あ・・・」


予想以上の部屋の汚れっぷりに
我を取り戻す僕。

自分でやっておきながら
ガクリと腰を落とす僕はある意味、最高。


まだ流れる鼻血をポトリと垂らしながら呟いた。

「なにやってんだ、俺・・・」


さながら流れる鼻血は
まるで涙のようだったと語り継がれたとかいないとか。。


その後、1人で部屋を掃除する僕は
思わぬリストラをくらって落ち込む団塊世代の背中より
哀愁が漂っていたに違いない。


もう、変な遊びはやめようと思った。

ホント。


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