11月30日は今年最後の登壇日。今回は第三回定例会でテーマを出し尽くし、選択に困りましたが次の3点について

 

1) せたがやの都市農業のこれから

2022年は税制優遇のある生産緑地(市街化区域内の農地)の指定が大幅に解除になることで、売却→宅地化が進むことが心配された「2022年問題」と言われた年。実際には10年延長措置に93%が乗り換えて急激な農地減少にはならないこと。また食の安全や環境へ関心の高まりから区民農園が大人気(抽選は5倍)、今後は専業農家以外に農業を始めるファミリーや若年層が増える傾向にあり、新しいかたちでの都市農業を引き継いでいこう、という論点にしました。

2) 池尻小校庭縮小問題と児童からの手紙

これまでも何度か取り上げてきた“世田谷でいちばん広い”池尻小の校庭を、隣接地(旧池尻中、廃校)を民間企業に貸し出すことにより縮小する問題。もともと池尻中校庭であった場所を小学校用地としていたので返却はやむを得ないのですが、児童から「校庭をせまくしないで」「芝っち(芝生校庭の愛称)をなくさないで」と128通の手紙が区に届いた。一部悲観的な誤解もある。内容を紹介しながら、区から児童にわかりやすい言葉で直接返事を書くように促しました。

子どもからの手紙というと「大人が書かせたんでしょ」とスルーする向きもありますが、大人が書かせたのだと思うならなおさら、直接回答するのがよい。それが満額回答でなくとも、子どもは「区の職員がきちんと答えてくれた」ことは忘れません。

(私がそうです。海老名市役所のイシカワさん、ありがとうございました)

3) 中学校制服の進化と改善

いまさら制服?「立憲だから廃止論じゃないの?」といわれましたがこれが一番「面白かった」と言われました。デザインによってかなりの価格差があること。昭和のテーラーみたいな採寸会はなくなる方向にある。制服リニューアルの際にメーカー、学校、保護者や中学生、入学予定者も入った検討会で決めた例。ネットやSNSを通じて、制服リサイクルのマッチング率を高めようという提案。

詳しくは世田谷区の議会動画でご覧ください。

余談ですが、制服メーカーご担当者と話をした際、「新入生の体格が小さくなってきている」というのが、個人的には気になりました。

”制服風”ファッションで登壇。シルクリボンタイは大学の入学式で着けたもの(ハマトラが流行っていた)

ハマトラがわからない人のために↓

https://woman.mynavi.jp/article/190227-7/