今回は副委員長を務めています。副委員長というとかっこいいが、仕事は主にタイムキーパー。発言時間の終了5分前に1回、終了時に2回チーンとベルを鳴らします。高らかに鳴らしつつも約3秒後にそっとベル本体に触れて余韻を消すのがコツ。

自分にとっての初日は区民生活領域について質問しました。

1) 使い捨て傘袋から使い回し傘袋へのシフト

2019年の秋に提案した、プラスチックスマート・プロジェクトの一環としての傘袋。コロナ禍の影響がありつつも9施設で累計17000枚が削減されたとのこと。世田谷区の使い捨て傘袋消費数は29万枚ですから先は長いですが、民間施設とのコラボ、また新規に作る際は折り畳み傘用のサイズ展開や(ビニールに代わる)エコ素材での作成を提案しました。

2) ものづくり学校、卒業後の進路は

5月31日をもって17年間の幕を閉じた旧池尻中校舎を活用したものづくり学校。現在は耐震工事の準備が進み、その後はまた新たな、起業支援をベースとした複合施設になる予定。ではものづくり学校に入居していた事業者はどうしたのか?

通販で予約待ちの高級パン“ルセット”、再生可能エネルギー供給の“みんなの電力”(新社名UPDATER)など48事業者が区内に移転、他も近隣に移転した事業者が多いとのこと。

その“卒業生”事業者で同窓会のような組織を作り、情報交換会をしたり、区が行う起業セミナーや中高生向けの社会人講座の講師をしてもらってはどうかと提案しました。成果は手放してはいけない。

3) シルバー人材センターの改革

世田谷区のシルバー人材センターは男性2000人、女性1000人が登録していますが、人口比でいうとあと女性1000人ほしいという(他の区は男女半々くらいだそう)。仕事内容は相変わらず自転車整備、草むしり、家事支援がメイン。自分が区民生活委員だった頃、「世田谷には他区のシルバー人材にあるような、女性の特性を生かせる着物着付けや洋裁の仕事がない」と指摘したら、当時の会長(元判事だとか)が「仕事に男女は関係ない。女性も自転車整備をやればいい」と言ったのを私は忘れない。

その経営方針が今に響いている。男女問わずというなら、今のシルバーは団塊の世代、PCを使う事務スキルや、教員経験を活かしたい人も多い。事務仕事の受注を増やすなど、時流に合わせた改革を提案しました。

まずシルバー人材のポスターのイラスト(やなせたかしが描くお爺ちゃんお婆ちゃん)から変えて!世代を鑑みて、わたせせいぞうなどに頼んではいかがでしょう…